7月25日、草笛光子主演の話題作「九十歳。何がめでたい」の映画を品川で見てきた。原作は、作家の佐藤愛子が2016年に発刊した「九十歳。何がめでたい」で、2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものという。原作を読んでいないので、原作と映画の違いは承知していないが、まさに本人にまつわる出来事が面白おかしく描かれている印象であった。映画の最後に原作者の写真が紹介されていたが、実生活でも彼女はそんなお茶目な面白い女性であったようである。
「長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げた後、断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛光子)は、新聞やテレビをぼうっと眺める鬱々とした日々を過ごしていた。同じ家の2階に暮らす娘や孫には、愛子の孤独な気持ちは伝わらない。同じ頃、大手出版社に勤める中年編集者・吉川真也(唐沢寿明)は、昭和気質なコミュニケーションがパワハラ、セクハラだと問題となり、謹慎処分に、妻や娘にも愛想を尽かされ、仕事にプライベートに悶々とする日々。そんなある日、吉川の所属する編集部では愛子の連載エッセイ企画が持ち上がり、吉川が愛子を口説き落として、晴れて担当編集に!このふたりの出会いが、新たな人生を切り開く――?!」
というストーリーが展開されていくが、コメディタッチで見てて飽きない。
佐藤愛子さんの長寿振りもすごいが、彼女を演じた草笛光子さんも90歳になるものの、見た目も本当に若々しいし、ピタリの役柄であった。草笛さんは、はるか昔1958年頃、毎週日曜、18時半から日本テレビの音楽バラエティ「光子の窓」の司会をやっていて、毎週必ず見ていたので、昔から親しみがある。その後を継いだのがあの「シャボン玉ホリデー」だったような気がする。90歳になった今でも女優として活躍されている姿を見ると元気がもらえる気がする。90歳になっても、前向きに好きなことをやって、元気に過ごしたい。たまには、こんな笑いと共感の痛快エンターテイメントも息抜きにいいものである。
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