BS日テレ木曜夜、「地球劇場」という番組があることは知っていたが、7月25日に初めてしっかりと見た。「100年後の君に聴かせたい歌」として、ツタエビト・谷村新司さんが時代を越えて愛されているウタビト(アーティスト)を迎え、歌とトークで紡ぐ、ゆったりとした上質な音楽空間を楽しむ2時間番組である。25日は、アンコール放送のようであるが、ウタビトとして小椋佳さんをゲストに迎え、「愛される歌」「心の歌」「夢の歌」「今伝えたい歌」「返歌」などのテーマに沿って数々の名曲を披露してくれた。トークコーナーでは、アーティスト同士だからこそ共感できる「歌」や「人生」への深い思いをゆったりと語り合っていた。
今回のゲストの小椋佳さんは、銀行員とシンガーソングライターの二足のわらじを履いたアーティストとして有名であるが、馴染み深い名曲が多い。今回は「愛される歌」として「愛燦燦」「さらば青春」、「夢の歌」として「シクラメンのかほり」「白い一日」、「今伝えたい歌」として「俺たちの旅」「泣かせて」、「心の歌」として「顧みれば」、「返歌」として「流星」という曲が紹介された。二人のトークを通じて、小椋佳というアーティストの人生をかなり深く知ることもできた。
個人的には、「さらば青春」「シクラメンのかほり」「俺たちの旅」などが馴染み深い曲であるが、今回初めて、「顧みれば」というマイウェイのような人生ソングを耳にした。人生を振り返る歌詞が感動的で聴いていて即共感を覚えた。
谷村新司さんは、残念ながらすでに旅立ってしまったので、新しい番組はできないが、この番組は、現在・過去・未来と時を越えて「歌」を唄い、そして「歌」を語り合う彼にピタリの番組であるとの印象を受けた。
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