今回の総選挙で国民民主党が大幅に躍進したが、国民には野党と思わせておいて、政策実現をめざすいい意味での「*ゆ」党路線を明確化しているが、首相指名選挙の決選投票で、野党の野田氏を支持せず、無効票を投ずることを公言し、自公政権の延命化に手を貸し、実質的には与党と同じであることが明らかになった。いま与党入りすると来年の参院選において、惨敗することになることが予見されるため、ずるく「ゆ」党路線を取る方針のようである。
政権交代が最大の政治改革ということから、政権交代を期待した国民は、自公以外の野党に票を投じたと思われるが、国民党を支持した人たちは、自公政権の延命化に組する同政党に騙された形になっている可能性もある。政策実現のキャスティングボートを握った形だが、「ゆ」党というずるい立場は、いずれ国民に見透かされ、来年の参院選では苦戦するものと思われる。一月万冊でも、元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏が国民党の実像について詳しく解説してくれている。
*「ゆ」党とは、《「ゆ」が五十音で「や(野)」と「よ(与)」の間にあるところから》野党として対立するわけでもなく、与党と連立を組むほどでもない、中途半端な政策方針を掲げる政党を揶揄 (やゆ) した言葉である。
時事ドットコムニュース(11/2): https://www.jiji.com/jc/article?k=2024110101136&g=pol
一月万冊(11/2): https://www.youtube.com/watch?v=4gyqP-NKQF8
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