クラッシク音楽やイージーリスニング音楽で癒し・ヒーリング効果のあるものを取り上げたユーチューブは少なくない。クラシックでは、モーツァルトの音楽がヒーリング効果があるという解説が多い。モーツァルトの楽曲は、528hzという周波数周辺を多く含むものが多く、自律神経を整える癒し効果があり、健康への手助けとなるという。恐らく専門家によって、自律神経を整える効果が実証されているのであろう。
モーツァルトの楽曲は耳障りがよく、聴いていて落ち着く体感があるので、大好きであるが、個人的によりヒーリング効果を感じるのはテレサ・テンが歌う楽曲である。曲自体に自律神経を整える要素があるのかも知れないが、彼女の歌声というか声質自体がヒーリング効果を持っていると感じる。彼女の透き通るような歌声を聴いていると不思議と落ち着くのである。オリジナルの曲はそれなりに癒し効果があるが、不思議なことにヒーリング効果という点ではカバー曲の方がより大きく感じることが多い。原曲では感じないが、彼女がカバーして歌うと一気にヒーリング効果で湧き出て、曲の魅力が倍増するのである。
彼女のことを知ったのは、日本にデビューする4年前の1970年のことである。卒業旅行で台湾を旅していた時に、現地のレコード店に聴きなれた日本の歌謡曲が流れており、歌っていたのが鄧麗君(後のテレサ・テン)という当時17歳の女の子であった。曲は馴染み深い日本の歌だが、中国語で歌われており、その歌声の響きがなんとも言えない印象であった。日本語は、ぶつぶつっと言葉が切れるが、中国語は流れるように言葉が繋がる印象で、初めて耳にした女性の喋る中国の魅了に憑りつかれた。一番印象的だったのは、特急列車の中国語による女性の車内アナウンスで、何を言っているか意味は分からなかったが、流れるようなその声に聴き惚れたことをよく覚えている。
テレサ・テンの声質はそのものが透き通るようで魅力的であるが、中国語での歌唱となるとその魅力が倍増する印象がある。彼女は日本語も綺麗で日本語での歌も物凄く魅力的だが、声質は美しい中国語から来ているのかも知れない。中国語は勉強していないので、よくわからないが、サウンドとしては、日本語より美しく響く。よくフランス語が美しい言語であると言われるが、男性の中国語は駄目だが、女性の中国語といっても北京語は世界で一番美しい言語であると個人的には感じている。香港等で話される広東語は好きではないが、台湾でも話される北京語は流れるような旋律を持つ言語であり、それがまさにテレサ・テンの声の魅力である。また、中国生まれで、テレサ・テンの声質を受け継いだ陳佳(KEI)さんもテレサ・テンを彷彿とさせる美しい声の持ち主で同じように癒される。下の「問わず語り」と「西海岸から」では、テレサ・テンと陳佳(KEI)の歌声が混在している。テレサが歌う曲はどれも好きだが、個人的にヒーリングという観点から聴いていて癒される曲ベスト10をあげてみると以下の通り。知られていない曲もあると思うが、彼女の美しい癒しの歌声をじっくり聴いてみてほしい。
1 「問わず語り」(カバー曲) https://youtu.be/aQ3kAzQmQss?si=qwMOzqEh9q5dRdIc
2 「北の旅人」(カバー曲)https://youtu.be/CkH_Y0kdMe4?si=J9OljHTdJDAH4dwb
3 「西海岸から」 https://youtu.be/KIaGQKBmFoc?si=LcCORYCfmzKvqGnx
4 「そして...めぐり逢い」(カバー曲) https://www.youtube.com/watch?v=ZvRZ0fX0Kho
5 「そっとおやすみ」(カバー曲)https://youtu.be/wjRI8CIeksk?si=2vIH43VGnjbu7HEa
6 「川の流れのように」(カバー曲)https://youtu.be/KacMAoZryOw?si=xFqLw2V25biIAG_r
7 「時の流れに身をまかせ」(中国語バージョン)https://www.youtube.com/watch?v=k5gE_8z_xKM
8 「愛人」(中国語バージョン)https://www.youtube.com/watch?v=xpwQviVrIgg
9 「草原情歌」(中国語)https://www.youtube.com/watch?v=maxXFN4mGTo
10 「月亮代表我的心」(中国語) https://www.youtube.com/watch?v=-FdzX8EGHZo
自律神経を整える癒しのモーツァルトの楽曲(528hz 13曲 1時間30分):
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