4月29日のTBS「世界ふしぎ発見!」は、フランスのモン・サン・ミシェルの不思議を取り上げていた。4月から新しく石井亮次さんがMCとなり、草野仁さんはクイズマスターとして番組に残り、番組の構成も一新された。新形式への評価はこれからであろう。番組の宣伝では、「世界遺産モン・サン・ミシェル大聖堂1000周年スペシャル!古より信仰を集めてきた聖なる島の謎に迫る!▽潮の満ち引きによって様々な姿を見せる聖地で1年に数回だけ現れる奇跡の絶景とは?▽修道院内に張り巡らされた秘密通路に大潜入!知られざるモン・サン・ミシェルの姿とは?▽後頭部に穴の開いた伝説の頭蓋骨!ついに解き明かされる聖地誕生の秘密▽イギリスにもそっくりの島があった?奇妙な繋がりが物語る真実とは?」とあり、まさに「世界ふしぎ発見」の面目躍如という内容であった。
708年にオベール司教が聖ミカエルからの「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受け、小さな聖堂を造ったことから始まり、その後1000年かけて増築され、修道院の内部は、実に複雑な構造になっている。今回は、観光では入れないその内部まで特別に取材が許可されたとのことで、幾つもの秘密の通路や謎の扉があってまるで迷宮となっている様子を紹介してくれた。
また、モン・サン・ミシェルからフェリーで5時間のところにあるイギリスのセント・マイケルズ・マウント(聖ミカエルの山)というモン・サン・ミシェルに瓜二つの小さな島を紹介してくれた。姿もそっくりで、引き潮時にその島に渡る道が現われるのも同じである。共に、聖ミカエルの聖地となっており、ヨーロッパにある他の聖地は含めすべて一直線上にありレイラインと呼ばれており、そのラインは夏至の時の太陽の通り道となっているとの解説もあった。
モン・サン・ミシェルに旅行したのは、2007年11月3日のことで、パリ滞在中にTGVとバスを乗り継いで、同じホテルに泊まっていた女性を誘って日帰り旅行したものである。ガイドブックに説明されているようなことしか情報として持っていなかったので、今回の番組は、自分にとってもまさに「ふしぎ発見」であった。創設者のオベール司教の頭蓋骨の穴のミステリーとか秘密の通路とかイギリスにあるそっくりの島のこととか知らないことがいっぱいあって、刺激的であった。修道院の上の方まで、観光できるところはすべて見て回ったが、さすが世界遺産だけあって、見応えのあるスポットであった。やはり一度は行きたい世界遺産といえる。
番組予告(18秒): https://youtu.be/SwrsjTTZYe4
紹介ユーチューブ(23分 参考までに): https://youtu.be/_wSIvCANoQ0
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