区長の再選挙が実施されたが、無事新区長が誕生した。区としては、初の女性区長である。1回目も2回目も6名が立候補し、法定得票数を取る人が出ず、再々選挙の可能性もあったので、まずは余計な選挙費用がかからないことになったので、ほっとしている。それにしても、現行の公職選挙法は不備があるといえる。1回目で法定得票数を取る人がいなかった場合は、上位3名で再選挙するとか、人数を減らさないと同じ結果になる恐れがある。今回は、制度そのものの話題ばかりで、新区長がどんな人かほとんど触れられていないのは残念な話である。
立候補者が変わらず、区民が同じ投票行動を取るならば、基本的に同じような結果になるはずであり、違う投票行動をする人がいるとするならば、当初の投票結果の真偽に疑問が残るというものである。今回は、同じ人数が立候補したが、1名は取りやめ1名が新たに立候補したので、状況が少し異なり、悲劇は起こらなかったといえる。自民党推薦の候補者が落選したことは大変よかったが、それにしても1回目と2回目とでは1万人以上が別の人に投票したことを意味するので、制度そのものに疑問が残る。1回の選挙で約2億円かかるというから制度の改善を検討してほしいところである。
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