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浪漫飛行への誘(いざな)い

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映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」を見てきた

2024年07月05日 08時23分41秒 | 音楽

7月4日、有楽町にパスポートの受領に出かけるついでに、TOHOシネマズシャンテで、音楽ドキュメンタリー映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」を見てきた。先日、「あの素晴らしい歌をもう一度コンサート」を見に行ってきたが、今年は、トノバンこと加藤和彦が亡くなってから15年が経つのを記念して、コンサートも特別演出であったし、ドキュメンタリー映画も作成されていたことも知っていたので、必然の流れとして、早速見に行ったものである。

2009年に亡くなった不世出の音楽家・加藤和彦の軌跡を追った音楽ドキュメンタリーで、『ザ・フォーク・クルセダーズ』や『サディスティック・ミカ・バンド』など時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与えた。彼の盟友達の語らいを中心に、日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などが紹介されていた。最後は、不朽の名曲『あの素晴らしい愛をもう一度』を新たにレコーディングし、さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出して締めくくられた。

自分の知っているトノバンのイメージは、テレビやレコードで歌う姿からのものでしかなく、「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」に代表されるが、この映画で初めて彼の人物像、音楽観など詳しく知り、海外で録音したり、その異彩を放つ才能に改めて敬服するものである。音楽の十字軍ではないが、まさにフォーク・クルセダーズの名前の通りである。自ら命を絶った背景についての精神科医でもある盟友「きたやまおさむ」さんによる分析の語りには奥深い真実味がある。同世代なので、彼らの音楽はずうっと自分の中で思い出として生き続けていくであろう。






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