
コロナ禍で多くの国民の反対を押しきって東京五輪がスタートしたが、予想通り、日本人選手のメダルラッシュが続き、テレビ、新聞等のマスメディアは、一気にお祭りムードに舵を切り換え、連日、日本人選手の活躍の過熱報道に終始している。25日の東京都のコロナ新規感染者数は、前週の日曜より755人も増え1763人となり、日曜としては過去最高を記録している。危機的状況がますます拡大しつつあるが、テレビでも、日本人選手の活躍を優先するばかりで、負の側面をあまり取り上げようとしていない。これでは、政権とマスメディアがグルとなって、風潮を煽っている感があり、まさに菅政権の思う壷になりつつある。日本人の悪い癖で、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の諺にピタリはまっている。政府による嘘をつきまくって、また、お金を無尽蔵に使いまくっての五輪開催であり、政権維持のために、五輪が利用されていることを忘れてはならない。
個人的にはスポーツは好きなので、卓球、テニス、陸上競技、野球等好きな競技のテレビ放送があるのは嬉しいが、テレビ報道の偏重ぶりは大変気になる。日本選手がメダルを取る活躍ぶりは嬉しい気分になるが、コロナ禍で、競技によっては世界の世界のトップ選手が集まっているとは言えず、日本選手が有利になっているので、メダルラッシュといっても、素直に喜べるものではない。マスメディアによる過熱報道には要注意である。コロナが消え去ったわけではなく、ネガティブな側面もきちんと直視して報道すべきであるが、間違いなく後退している。
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