朝日放送6月3日の「朝だ!生です旅サラダ」はトルコの旅シリーズで世界遺産エフェソス遺跡への旅を紹介していた。エフェソスは、ローマ帝国時代・初期キリスト教時代の貴重な遺跡が残る古代都市で、広大な敷地にアルテミス神殿、12000冊も収蔵していたケルスス図書館、25000人も収容できる円形劇場、ハドリアヌス神殿、ローマの浴場、公衆トイレ、ニケのレリーフ等様々な遺跡が良好な状態で保存されていて、その歴史的遺物に圧倒される。
エフェソス遺跡を訪れたのは、2009年2月で、トルコ周遊のツアーの一環として、立寄ったものである。エフェソスは、かつては港湾都市として、また東西を結ぶ交通の要所として交易で栄えた文化や商業の中心地であり、1世紀頃には人口が25万人を超え、ローマに次ぐ世界で2番目に大きな都市だったといわれる。地中海文明の中で最重要遺跡といわれる。大理石通りや敷地の残された遺跡を歩いているだけで、ギリシャ・ローマ時代当時の街の様子が実感できる。
番組では、エフェソス考古学博物館や美しいリゾートのアラチャトウやブティークホテルやトルコのお守りでお土産となるナザールボンジュウ等も紹介されていた。トルコは政治的には微妙な立ち位置にあるが、ヨーロッパとアジアの交差点という地政学的な観点から歴史的、文化的には大変の魅力のある国である。
画像は、ケルルス図書館のファサード(2009年当時)
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