6月4日、日曜朝、久しぶりに日テレの「遠くへ行きたい」という番組を見た。朝6時半というと、いつもは、文化放送ラジオ「日曜はがんばらない」を聴いていることが多いが、たまたまテレビをつけたら、俳優の村田雄浩が故大林宣彦監督との思い出を求めて尾道を訪ねる旅をやっていて、番組に引き込まれた。「遠くへ行きたい」という番組が続いていることも知らなかった位久しぶりであったが、映画の街、尾道への旅ということで、懐かしい思いで見せてもらった。
尾道を旅したのは、2014年8月のことで、春秋航空の国内線初便搭乗で広島の福山・鞆の浦・尾道を訪れたものである。尾道は初めてであったが、映画ロケ地の街としても有名な上、歴史的街並みと尾道水道を見渡す素晴らしい景観で大変気に入り、大好きな街の一つである。
村田さんも訪ねていたが、千光寺ロープウェイで山頂に上ると尾道の街と尾道水道の素晴らしい景観が一望できる。山道には「文学のこみち」があり、文人の石碑が楽しめるほか、頂には千光寺の巨岩や天寧寺の三重塔(1367年、もとは五重塔)も拝める。街には、浄土寺の本堂・多宝塔(ともに国宝)や映画のシーンに出てきたロケ地のスポットが点在しており、見どころ満載である。
映画では、小津安二郎監督の「東京物語」、大林監督の「時をかける少女」「転校生」「さびしんぼう」等のロケ地として有名で、映画資料館もある。番組でも紹介していたが、渡船フェリーで対岸の向島に行くと映画「あした」で使われたロケセットが移築され、バス待合所として利用されている。村田さんは、この映画に出演していて、懐かしいと言っていたが、自分自身もこの建物を訪問していたので、親近感があった。番組では、他に、港町に伝わるお酢造りの紹介や呉での海上自衛隊の艦船ツアーも紹介していた。自分で行ったことがある街やスポットが番組で紹介されると見ているだけで懐かしさとワクワク感がよみがえる。尾道はまた行ってみたい街の一つである。
福山・鞆の浦・尾道旅行アルバム(尾道は2分50秒から): https://youtu.be/mcguLWg2KLU
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