
私が京都を訪れてから早1ヶ月。京の冬の旅・非公開文化財特別公開ももうすぐ終わろうとしています(3/19まで)。妙心寺へ入ったのは15時頃。午後16時の受付終了までに1時間しかありませんでした。その1時間で塔頭3つ!!意地で回りました


妙心寺・隣華院は、豊臣秀吉が柴田勝家を破った賤ヶ岳の戦いで活躍した七本槍のひとり、脇坂安治が慶長4年(1599)南化玄興を開山として創建。

方丈前庭。苔の中央にある石はご本尊の目の前に座禅をする石だとか。撮影が許されているのはお庭のみ。
みどころは、長谷川等伯61歳の作といわれる方丈襖絵「水墨山水図」四季折々の風景が描かれ、人が7人描かれているが、仏間に背を向けている人はおらず、等伯の信仰の深さを表しているとの事。もうひとつは、京狩野派として活躍した江戸後期の絵師、狩野永岳の筆による「四季花鳥図」「紅葉図」がある。楓は絵の具に金が混ぜてあり角度によって光って見える、豪華なもの。お見せすることができないのが残念。よろしければ、“そうだ京都、行こう”の写真だよりで等伯の「水墨山水図」を見てください。