両足院は、約650年前、建仁寺住持第35世龍山徳見和尚(1284~1358)を開山として創建された臨済宗建仁寺派の塔頭です。龍山徳見和尚が40余年の元への留学から帰朝した折、随従した林浄因が、日本へ最初に饅頭を伝えました。林家は塩瀬と改姓し、東京の塩瀬総本家のルーツとなりました。奈良の肉まんで知った林浄因が、ここでまたつながるとは思いませんでした。塩瀬総本家三十四代当主川島英子さんのインタビューもなかなか興味深いです。
「両足」とは、仏の10の尊称のひとつ「両足尊」からとられています。庭園は江戸中期(享保年間)作庭と見られる池泉廻遊式庭園と枯山水庭園「方丈前庭」「方丈東庭」からなる。庭園北には織田有楽斎の名席として知られる国宝「如庵」の写しと伝えられる茶室「水月亭」がある。内部に暦張りがあり、二十四節気などが読めました。また、書院では長谷川等伯の晩年の筆による「松に童子図」や伊藤若冲筆「雪中雄鶏図」などがみどころ。この「雪中雄鶏図」目にも鮮やかで印象的でした。よろしければ両足院ギャラリーをご覧ください。
冬の特別公開が終わってしまったと思ったら、春もあるようです。
春季非公開文化財特別拝観
京都古文化保存協会主催 4月29日(土)~5月8日(月)
「両足」とは、仏の10の尊称のひとつ「両足尊」からとられています。庭園は江戸中期(享保年間)作庭と見られる池泉廻遊式庭園と枯山水庭園「方丈前庭」「方丈東庭」からなる。庭園北には織田有楽斎の名席として知られる国宝「如庵」の写しと伝えられる茶室「水月亭」がある。内部に暦張りがあり、二十四節気などが読めました。また、書院では長谷川等伯の晩年の筆による「松に童子図」や伊藤若冲筆「雪中雄鶏図」などがみどころ。この「雪中雄鶏図」目にも鮮やかで印象的でした。よろしければ両足院ギャラリーをご覧ください。
冬の特別公開が終わってしまったと思ったら、春もあるようです。
春季非公開文化財特別拝観
京都古文化保存協会主催 4月29日(土)~5月8日(月)