指揮者と合唱団との練習最終日。
テナーのソリストをお迎えしての練習となった。
ベルカントの発声をよく見てとの、合唱指導者の言葉があった。
男声と一緒に歌うところでは、ベースの人数が効果的で、ソリストの声が聞き取りにくかった。
マエストロから、「テナーはそのまま、ベースは少し落として」と指示。
今度はソリストの声もよく聞き取れた。
今日からオケ合わせに入る。
指揮者との練習は4回だった。
最初の日から4日間とも、ずうっと、言われ続けてしまったことがある。
「ポルタメントはしないで」
「速度を合わせて」
「音を保って」
「グリッサンドを守って」
AndanteとLargoの違いも何度となく指摘を受けた。
あと2回のオケ合わせの後に、本番がくる。
どれだけ、身につけ、テンションをよい具合に持っていけるのか。
「指揮者と楽譜が両方見られること」が閉めの言葉だった。