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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

しつけ・躾

2010-10-20 10:28:37 | 日記
アラブ首長国連邦(UAE)の最高裁が、男性による妻子への暴力について、傷が残らないことなどを条件に「しつけとして許される」との判断を示す判決を出したそうな。

最高裁は、判断基準として傷やあざが残らないことや子供が18歳未満であることを条件に、妻子へのしつけが認められると提示したとか。


国によって子どもの定義は違う。
国によって、こどもへの慣習も違う。

こどもへのしつけというのも、国の慣習などを踏まえて、違いは多い。

家庭内暴力、配偶者からの暴力ということについては、国によって様々なようだ。

日本国内でも、こどもへのしつけと称して、重態になるほどの体罰を加えたり、死に至らしめて
裁判で有罪になることも多いけれど、しつけとして許される範囲が子どもであれば18歳未満。
妻に対しても、傷が残らない程度であればよしというのには、驚かされた。

日本での配偶者からの暴力には、改正後、精神的暴力も入った。心への傷も暴力と定義された。
男性の妻子への暴力は、心への傷については、おそらく考慮されていない。

子どもへの精神的暴力、深い傷は考慮されない。妻についても、18歳以上であるけれど、しつけの範囲と称されれば、精神を病むような暴力でも受忍しなさいということになる。

しつけの名においてふるわれる暴力こそ、許し難い。
しつけの名において、許すというのは、「法のざる」でしかないと、思っている。

こどもにも、妻にも人権があるということを考えて欲しい。
人権は男性だけのものでないはず。