統一地方選があった。
大地震から、一か月。
自粛ムードから復興ムードに多少変わってきてはいるものの、余震が毎日、続いている。
震源も、一様でなく、東北沖だったり、茨城沖だったり、千葉沖だったり、福島沖だったり、鹿児島であったりと、一体どうなるの?というくらい。
震度4位の体験は何度もあるが、震度5強は今回初めてだった。
それに、震度4のあったときは、その後の余震は皆無だった。
今まで、大きな自信に見舞われ、余震に震えている被災地の人のことは、ほとんど、思ったことがなかった。
余震が続いていると、ニュースで言われても、そうなのかという程度で聞き流していた。
地震酔いなんて言葉も、今回知った。
統一地方選も、今までのような盛り上がりもなく。
淡々とした感じで過ぎていった。
その大事に隠れたような感じで、行われた統一地方選挙は、予想通りだった。
選挙前の、ニュースで優勢とされた候補者が8時の投票から、わずか15秒で当確とのニュースを見た時には、「やっぱり」と思ったし、「あーあ」と気が抜けた。
一夜あけて、投票獲得数がワースト2との報を見て、少し気が楽になった。
投票率がわずかでも、上がり、得票数が減ったということは、「ノン」との意思表示があったということだろう。
「他に、任せられる人がいない」という声を聞いたが、そういう票は表にあらわれない。
有権者の声が、きちんと届く投票の仕方が必要かもしれない。