「あいさつの魔法」というCMがあるそうな。
お母さん層に人気だとか。
ところが、避難所生活を送っている人には、辛いCMになっているらしい。
歌が流れると、テレビを切ってしまうとか。
最近、被災者を励ますつもりのCMなどが流れている。
「ともだち」とか「頑張ろう」の言葉が良く出てくる。
「頑張ろうと言わないで」との言葉を最近webニュースか、何かで目にした。
「私たちは、頑張っているんです。これ以上頑張ってと言わないで!」との言葉
がすとんと落ちた。
よく、病人とか、災難にあった人に、何気なく使われているような気がする。
この悲痛な叫びを知って、気にして、いると、励まそうと思う人は、きっと、この言葉を
使っているようだ。
先日、合唱仲間のMLで、「お願い」とのメールが送られてきた。
以下引用文――――――――――――――――――――――――――――――
○○の皆さん
○○さんのご両親が福島で被災されてますが、行ってみると東京で想像しているものとは全然違うようです
1ヶ月一生懸命片付けて、今日水道が来ると言うときに昨日の大きな地震(福島は本震より大きかったみたい)でまた元にもどり、落胆は大きいようです
復興は長丁場になりますね 持続的な応援が必要かと思います
団長も我々想像以上の状況にあると思います
応援、支援のお気持ち○○メールなどでお伝え下さればと思います
よろしくお願いいたします
引用以上――――――――――――――――――――――――――――――
この文章を読んで、「頑張って」などと書く人がいないことを、念じた。
幸い1週間ほどたつが、懸念したメールの発信はない。
知人はなんとか励まそうと、考える。
当事者にとって言われたら辛い言葉。聞きたくない言葉。傷つく言葉があるだろう。
言葉をかける人は、慰めの言葉をかけたいと思うなら、禁句を考慮して欲しい。
テレビのCMは、様々な人が聞いているわけなので、すべてに配慮するのは、難しいと
しても、出来るだけの配慮は必要だろう。
安易な失言を繰り返す、議員とか、はいるけれど、痛みを、感じ、配慮できる社会人になって欲しい。