結婚して、退職するのを「寿退社」といった。
「結婚します」とか同僚や上司にいうと、「名前はなんてなるの?」とか
「退社はいつ?」と言われのが、一般的とされた時代があった。
つい、最近。いや、今でも芸能人やスポーツの世界では、男性が結婚をいうと、
「どういう家庭にしたいですか?」とか「子どもは、何人?」とか聞かれるが、女性からの話だと、「仕事はいつまで?」とか「得意な料理は?」とかを聞いたりする。
育児休業とか、こども支援とかが、拡大され、ようやく、普通のことに近付いてきているが、
当然のこと新たな問題が起きているようだ。
人員削減とか、リストラで人員が減少しているなか、一人の負荷は、どんどん上がっている。
5人の職場に、リストラがあって、一人が解雇されたとする。
単純にいえば5人でしていた仕事を4人に振り分けることになる。
一人が育児休業をとったとすると今までの5人分の仕事を3人でこなさなければならないことになる。
その職場が5000万の売上があったとする。
景気の悪化で3000万に下がったとする。
従業員一人にかかる経費が1000万とすると、経費に消えて、それでも足りないことになる。
小さい規模の会社では、経費が払えなかったりなど、困っているそうな。
育児休業も保育園の増設も、仕事を続けられる環境には不可欠。
女性の話だけに限らず、一人親家庭にも不可欠なこと。
使用者には、おしつけや、与させればいいというものではない。
会社の規模の大きいところは、影響も広くなるということで手当てがなされることもある。
小さい会社、規模の少ない会社にも、相応の手当ては必要だろう。