電車に乗っていると、事故やトラブルで遅延に遭遇することは多い。
ホームに着く直前に急ブレーキがかかって、ガクンと衝撃を受けて
電車がストップ。
駅の近くに来ているのに、電車の扉があかないということもあった。
「非常停止ボタンが使われましたので、緊急停止しました。しばらくお待ちください」
となって、2、3分たっただろうか。
ようやく動き出して、ホーム上の人、車内の人が「どこまで動いて行くの?」の不安げな
顔を横目に、100mくらい動いて、ようやく扉があき、乗り降りができたことがあった。
今回は、中野駅を出ようという頃、車内放送があって、吉祥寺駅で人身事故があったという。
一応、隣の駅まで行くとか。
何人もの人が総武線かにのりかえるべく降りて行った。
高円寺駅につくと、また車内放送。
また各停の総武線で行こうかという乗客が降りて行った。
ほどなくして発車。
三鷹まで、繰り返し、車内放送でホームの乗降客の動きが多かった。
特快が来ると言うので乗り換えることにした。
今までは降りる人も多くがらがらの車内が特快は乗る人が多くて過密状態。
がらがらの快速電車を横目に出発。
吉祥寺駅に到着。
上り線に黄色い立ち入り禁止のテープが張ってあって、照明の落ちたくらい電車
が静かに止まっていた。
誰も乗っていない、照明の落ちている電車はなんとも、物悲しい。
翌日のニュースには、どこにも一言もなかった。
人身だったという事故。一体どういう人がどういう怪我だったのか。
そういえば電車事故は、事故の起きた場所と人身か電車の点検かと、何人の人が影響を
受けたということしか報道されない。
ニュースにならなかった夕べの事故のことが、妙に気になった。