地震関連の被害者への支援として始まっていた、高速道路利用料のトラック無料措置が8月末で終わることになったそうな。
初めから、悪用や、マイナスの懸念が出されていた。
「無料にします」という話が出た時に、予想していなかったのだろうか。
すぐに懸念の声が上がっていたし、無料というのでなくても高速道路の通行料のキセル問題とかは以前からある。
安易な施策という声は当初から上がっていたのに、関係者は気にもしていなかったのか。
大した影響ではないだろうと、甘い考えだったのか。
甘い考えと言えば、ここで、川下りの船の事故で幼いこどもが犠牲になったのは、人災という状況が出てきている。
救命胴衣着用が義務付けられていたのに、「暑い日は、いい」とか「流れは静かだし、今まで事故は起きていない」とかで、会社くるみで、救命胴衣の着用を軽視していたことが分かったそうな。
おおかみ少年のように、いつも、いつも問題がなければ、人は安易な方向へ行きたがる。
大きな災害があっても危機感が薄れていけば、人は何事もなかった時のように、注意をしなくなる。
地震情報や、津波情報、台風情報なども、迅速に的確にと言われるけれど、空振りに終わることの方が多い。
これは、「何事もなくてよかったね」となってくれればいいのだが、何回も何十回も、何事もなかったりすると
人は、甘い方に流れていって、警報や注意報が出されたことに、不満をいうようになる。
警報や注意報が遅れれば遅れたで、「遅い」という。
早く出して、空振りだと、空振りを喜ばずに、嘘の情報を出したかのように、非難をすることもある。
注意報に対して過剰な反応をしてパニクルこともある。
何とも処しがたいことも。
命を預かったり、危険が予想されるようなことに、巻き込むかもしれないことは、危機感をしっかり持って、
対応してもらいたいものだ。
謙虚な気持ちを持つことも大事かもしれない。