ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

夏の終わりのコンサート

2011-08-22 14:07:11 | 日記

企業合唱団でコンクールなるものに3回ほど参加したことがある。

その後、コンクールそのものが、参加者の減少などを理由に中止になった。

それからは、コンクールからは無縁となっていた。

一昨年、突然の、コンクール参加の話が出て、急きょ編成された合唱団で何回かの練習だけで、参加をした。

昨年は、指揮者の日程の都合があわずに、意気込んでいたものの、断念。

今回一年ぶりの白馬だった。

今回は、昨年、誕生した男声合唱団と今年生まれたばかりの女声合唱団で、男声の曲と女声の曲と混声の曲とを織り交ぜて演奏することになり、練習をしてきた。

3月11日の大震災の影響で、一時は、開催が危ぶまれ、中止との声もあったと聞く。

「開催しましょう」との決定が出て、参加者を募られた。

もちろん、2年ぶりの参加を心待ちにしていた、新生合唱団も参加することに。

今回も決定がずれ込んだこともあるのか、メンバーが、確保できなかった。

団員は、練習の合間に、団員の勧誘や「白馬で歌おう」とのちらしを配って、参加者の獲得にも力を入れた。

事前の練習では一日だけの参加者や、2回だけの参加者と、前回の臨時合唱団と似た編成となった。

 

男声と女声と二コマを狙ったものの、予想外の参加者が名乗りをあげ、25団体になったとか。

総勢で400ほどになったそうな。

 

一団体の持ち時間が7分となり、用意した曲を削らざるをえなくなり、7曲想定を4曲に絞った。

通し練習もなしで、ひたすら、いかに演奏するかに力を入れて、本番にのぞんだ。

 

各合唱団の合間にある全体合唱曲、「みんなで歌おう」と題された、演奏する曲の練習もあった。

全体合唱は7曲。それに自分たちの演奏が4曲。

11曲+1曲の12曲をこなさなければならないので、本番の1週前はまさに追い込み状態。

往復を貸し切りバスで行くことになったので、行きのバスでは、「練習しましょう」ということに。

いよいよの8月20日。

新宿駅そばに8時集合。

大きな荷物は、荷物入れに。

貴重品と楽譜は、バスに持ち込むように伝える。

片道およそ3時間半。それに休憩と昼食に約1時間半。

8時半出発で、14時頃の到着の予定となった。

 

一時間ほど、練習時間をとることに。

出発直後は、皆、世間話しやら、なにやら、で盛り上がる。

途中の休憩時に、「歌声が聞こえないね」との催促の言葉も。

昼食休憩後に、「歌を」との声が上がる。

 

何日も前から愛唱歌集を用意していた男声たちが、歌いだす。

4曲5曲と進むが、コンサート曲の練習にはなかなかならない。

コンサート曲をの声があって、ようやくコンサート曲の練習開始。

男声たちは、バスツアーモード全開。

ざっと、練習曲をこなす。

伴奏がないなかで、初めばらばらだった歌声が、少しずつあい始めていた。

コンサート曲を一通り終えたところで、またツアーモード。

 

男声の愛唱歌が続いた。

やがて、リハーサルの会場に到着。

のども、すっかり歌モードにあるので、発声練習もなく、リハーサルに。

30分の持ち時間だったが、次のグループまで時間があるとかでもう30分利用できることに。

1時間の練習を終えて、宿に移動。

夕飯までの間は自由行動に。

お風呂に行く人など思い思いに18時半の夕飯までの時間をつぶす。

「練習したい」という声があがって、食事の準備中の食堂のピアノを借りる。

音取りから始まったところで、伴奏をくつろいでいるかもしれないピアニストの先生にお願いすることに。

先生は、歯磨きの真っ最中だった。

「すぐ、行く」との嬉しいお言葉。

先生が伴奏してくれるならと他の部屋の人にも声をかける。

食堂に戻って、練習に参加。

ちらほらと、楽譜を携えて、仲間が集まってくる。

何曲か練習したことろで「夕飯になるので」と、自主練習は、終了。

食堂前の、ロビーのところで、食事まえの談笑になった。

 

夕飯後、自己紹介から。何回か顔を合わせ、ともに練習をしてきた仲間。

顔だけは知っているという人ばかりだが、名前を知らい人ばかり。

簡単に名前と趣味の話を聞きだしたり他の人も初めて聞いたというような話題を披露する人も。

食事のあとには、またお酒の出番。

 

合宿の懇親会のような時間がたった。

翌日は、イベントの会場で全体合唱曲の練習。

指揮者だけでも10人以上、エレクトーン奏者やピアニストなどもいるので、舞台上は結構な人数。

総勢500人の参加だったそうな。

ペナルティで減点を受け、受賞は逃したけれど、精一杯やった満足感と、白馬の穏やかな風景と、

白馬で出会えた、合唱大好き人間たちとの交流と、白馬CLSの人たちの、あたたかさに触れ、

帰路のバスも予想された渋滞もそこそこで、「終電に間に合う時間」には家路についた。