「南岸低気圧」というそうな。
朝方から降り始めていた雨が昼近くに、少し白くなり、やがて、大粒の雪になり、やむ気配なく
夕刻まで降り積もった。
傘をあおられながら、自宅を出て、少しの遅れで、予定地に着いた。
駅からは、すでに、2cm程度の積雪。
滑らないように、足元に注意しながら歩をすすめ、午後1時10分ほど前に着いた。
団員は、まばら。
電車が止まっているという情報が飛び交う。
窓には、風にあおられて、絶え間なく降る雪を眺める人も。
団員も少しずつ集まり始めた。
初めての指導者による、ヴォイトレがスタート。
初めての体験が続いた。
4時間に及ぶ、練習が終了。
後片付を終えて、潮が引き科のような退出。
傘を忘れ一度戻ったら、部屋の電気はすでにOFF。
扉すぐの傘立てには、一本だけが残されていた。
おもむろにつかんで外へ。
べしゃべしゃの歩道をよちよちと進む。
電車はまだ、大丈夫かなと心配しながら駅に向かった。
結構な人出で、電車も混雑。
やれやれと、吊革にしがみつく。
多少の遅延にはなったし、青梅行が立川止まりになったものの、20時前には自宅に到着。
すっかり止んだ雪が、道路に面白い模様を作っている。
明日は、どうな状況になるのか。
都会の雪は、一回ごとに様々な表情を見せ、色々な出来事が起きる。