様々な曲に出会い、色々な詩に触れる。
最近、ちょっと驚きの歌詞に出会った。
「食べたくない」という子どもに、食べなければだめだよと、戒めているらしい、母親と思しき
人物の言葉の詩がある。
『たべたくないな、ごはん
たべたないな さかな・・・・・・』と続く。
すると、
初め「たべるのはおやめ!」と、叱ってたのが
「死んじゃうよ」と脅し
「○○をたべなされ」と言い始める。
○○は、普通の食せるものではない。
その詩を聞いていて、なんて曲なのだろうと、思った。
体罰のような、歌詞なのだった。
言葉の暴力にエスカレートしていった。
小学高学年だったかの頃、
母親に「出て行け!」と言われ家を飛び出したことがあった。
少し、寒さを感じる頃で、手短にあったマフラーを首に巻いて、
「○○を持ってくるんだった(○○の中身は失念した)」と冷静だったことを
いまだに覚えている。
トコトコ歩いていると、母親が血相を変えて追いかけてきた。
「本当に出ていく人がありますか!」と一言。
以来、何かあっても「出て行け!」と言われることはなかった。
その後、テレビで、出て行けと言われたこどもが、泣いて謝っているテレビドラマを見た」
その時、ぽつんと、母親が、あんたもああすればよかったんだよ」と。
母親は、泣いて謝ると思ったのかもしれない。
何年か前に、確かテレビドラマだったと思う。
親に、「○○しなさい」と言われたこどもが、実践したというドラマだった。
先の歌詞でいえば、「お人形を食べなさい」とかにあたるもの。
テレビでは、言われたこどもが、○○を実行した。
それを見て、
「親に言われたら、それが、普通のことだと思えなくてもこどもはやるだろう」と納得した。
自分がそうだったから。
親は、こどもがどう受け止めるかを分かったうえで、言葉を選んで欲しいと思う。
死んでしまえと言われたら、すべての子どもは、反省をして謝ると思っていては、子どもは死んでしまうかも
しれないのだから。
最近、小学生の自殺がふえているそうな。
大人の何気ない言葉で、絶望したり、言われたからと実行してしまう子どももいたかもしれない。
大人は、そこまで、考えてから、言葉の使い分けをして欲しいと思う。