夏の甲子園といえば代表格は、高校野球。
〇〇甲子園と呼ばれる大会は相当あるらしい。
暑い夏に、暑い技の攻防は見る物を引き付ける。
某テレビ局では「熱闘!甲子園」という番組を夜の時間に流していた。
まさに「熱闘!」にふさわしい画面にくぎ付けになる。
自分の母校は地方大会で姿を消すチームなので、甲子園では、所縁の地。
好きな県。知人のいる県。というように応援するチームを変えていく。
どちらのチームもなじみのない場合は、選手の動き。
選手の頑張り加減。
きびきびしているか否か。
態度が好意的か。
そんなことで、応援するチームを決めて、参加する。
時折、感じ悪いチームが出てくる。
でもたいていそういうチームは勝ち残らない。
そして、順々決勝、準決勝、決勝と進んでいくと、より洗練された闘いに夢中になってしまう。
一時期、生徒の不祥事。
親たちの、関与。
特待生の存在。
そんなことから、高校野球の観戦から遠ざかった時期があった。
純粋な気持ちで楽しめなくなったからだった。
テレビでは、涙々の美談などにしようと、躍起になり、
越境入学とか、推薦とか、野球の勝つためには、・・・・という動きを知り、嫌気がさしたことがあった。
今では、どうなのかは、わからないが、表面上は、穏やかとみて、子どもたちの青春の一部を共有しようと、勝手に思う。
大人社会が欺瞞に満ち、汚いから、高校生の社会にも入り込んでいることがあるかもしれない。
しかし、垣間見える熱き青春の一端を共有してみたく、今日もTVにかじりつく。
青春を謳歌しきれなかった、悔恨を今、少しでも取り戻したくて。