IRセミナー 8308りそなホールディングス 独自の強みと課題が伝わりにくい ニュートラル
今日は8308りそなホールディングスのIRセミナーでした。
まあ、PERなりPBRなり配当利回りなりで見て、一見「割安」ではあります。
言い換えれば、不人気であり、成長性に疑問があるということでしょう。
りそなの前身の銀行の一つに協和銀行というのがありましたが、ここの口座は学生時代の仕送り
口座で、協和銀行のキャッシュカードを握りしめて、仕送りを引き出しに行っておりました。
それはともかく、銀行はこの超低金利、マイナス金利では、従来の貸出による預貸金利鞘で利益
を拡大していくのは困難。
りそなは資料の中ではメガバンクよりもこの利ざやが大きめで、有力地銀並みという資料があり
ましたが、まあ、利ざやそのものは低下していて、ぎりぎり1%というところです。
しかも、これは以前の高金利の時の分は返済されて、残っているのは低金利の分というように
推移していくので、とりあえずさらに低下傾向ではある。
では、どこでどう利益を伸ばしていくの?、それが具体的に見えません。
資料、プレゼンの説明が総花的すぎて、具体性に欠け、焦点化されたものになりきっていない
と感じました。
メガバンクではない、有力地銀でもない、りそなの独自のポジジョン、特徴とその課題というのは
なんなの?、それも端的には伝わってきません。
真面目なのはいいのですが、全体として、より具体的で、焦点化された、「攻め」のプレゼンの工夫
があった方がいいかと思いました。
個人的にはポートフォリオの中で金融、とりわけ銀行のセクターというのは組み入れがごくわずかです。
また、実際にどう利用しているかといえば、地銀さんが賃貸住宅資金で3500万貸してくれましたが、これは
実質的には投資資金に充当されており、日常的な資金の移動はネットバンクを使うということになっていて、
メガバンクもりそなも信託銀行も、現状は出る幕はなく、利用するものがありません。
まあ、この配当利回りを取りつつ、中長期的にPFの一部として銀行株を組み入れておくというのは
そんなに悪いとも思いませんが、すごく魅力的であるとも言い難い。
いただいたもの。
今治ブランドのハンドタオル。粗品でも、最近はこの今治のマークの入ったタオルが使われることが多くなりました。
品物はいいと思いますが、これが花柄の包装紙で包まれ。さらにりそなホールディングスの熨斗までついてました。
過剰包装で、そんなに包まなくていいです。
こちら、ボールペン、ティッシュ、メモ帳。
ボールペンは箱にはキャラクターの「りそにゃ」なども描かれていますが、中味のボールペンは色こそ、りそなの
緑だけれど、ロゴもキャラクターもなにもない、ただのボールペンです。まあ、実用的ではあるけれど・・・。
私の好きなゼブラのSARASAではなかった・・・。
メモ帳ですが、めくったメモ用紙の右下にキャラクターが描かれています。どうせなら、これ、コストちょっと
かかりそうですが、同じ絵ではなく少しずつ違えて、パラパラ動画にでもなっていると楽しいのにと思いました。
グッズもちょっと一工夫あるといいですね。
ということで、学生時代を思い出させてくれたりそなホールディングスのIRセミナーでした。
ちょっとすぐ投資対象として意識するとかいうことにはなりにくいけど。