結果的にEF81-304も撮ることができたのだが、
304が来ることは、
どこかの原発事故並みの「全く想定外」で…。
どうせ来ないだろうと思い、
もう帰ろうと、間島あたりで車を走らせていた。
すると無線機から「下り接近…」の声。
せっかくだから見るだけ見てから帰ろうと思い、
車を停め、念のためカメラを持って外へ。
すると…
自分の真下を貨物が通過。
一瞬、目を疑う。
見てしまった以上、このまま帰れるわけがない。
追っかけモードスイッチが入り、
ソッコー車に飛び乗り、
ソッコーUターン!
一か八かの追っかけスタート。
何度か並走するが、ブッち切れず。
どこかでバカ停してくれることを
祈りつつ、走り続け、
相手が曲線の速度制限にかかったのを機に、
引き離しにかかる。
ようやく30秒ほど先行した今川-越後寒川で
車を止め、土手を駆け上がり、
息を切らしながらシャッターを切った。
さすがにこれ以上は追っかけ切れないと思ったが、
とにかく再び車を走らせ、
304の姿を追うと…、見えた。
青く光る海の向こうに、
銀色のカマが。
走り去る姿を目に焼きつけ、
満足感に浸りつつ、
やっと帰路につくことができたのであった。