子どもたちが夏休みの間だけでも、放射能を気にすることなく、存分に外で遊ぶことができればと、ここまでやってきた。約1ヶ月間お世話になるのが、和歌山市のエス・ティー・ワールド・レジデンス。きっかけはカミさんがインターネットで、夏休み中だけの被災者短期受入先として見つけたこと。自治体が行っている短期受入れの多くが、体育館や既存の宿泊施設を利用した、いわゆる「避難所」的な場所で、集団生活が余儀なくされるものであった。また民間で企画している受入れには、子どもたちだけのサマーキャンプ形式だったり、個人所有の空家を提供してくれるものだったりと、こちらは様々なものがあった。その中でこのエス・ティー・ワールド・レジデンスでの受入れは、東京に本社がある海外旅行専門の旅行代理店「エス・ティー・ワールド」さんが、復興支援・被災者支援を目的に旅行商品を企画し、そこで得られた収益を元に、自社所有のマンション1室を無償提供してくれるというもの。食事の時間や入浴、外出時間など、自分たち家族の生活スタイルを変えることなく過ごせる、という点がとてもありがたく、また部屋には、生活に必要な冷蔵庫、洗濯機、テレビなども完備されているということで、すぐに入居を決心した。土地勘のない和歌山という場所も、放射線の影響を考えれば十分に安全な距離であり、迷いは全くなかった。
申し込みの段階から、エス・ティー・ワールドさんの対応はとても親切で、避難しようとしている者にとって、とても信頼できる印象を持っていた。そして現地に着いてみると、我々を受け入れるための、現地スタッフの御準備と御配慮には感動すら覚えた。もう「御」を付けずにはいられないほどの心くばりなのだ。ここまで社員の方々が親身になってくださるエス・ティー・ワールドという会社・・・、素晴らしいと思う。明日の夜には、我々と同じく避難してきた家族が、ここでの生活を楽しんで欲しいということで、子どもたちのために夏祭りまでを企画してくれているのだ。「ホスピタリティ」とは何か、復興支援・被災者支援の名の下で、さまざまな取り組みをしている私自身、深く考えさせられてしまった。自分が今までやってきたことが、いかに上っ面だけの薄っぺらなものだったか・・・。不況期にあって、エス・ティー・ワールドさんが成長している背景に、間違いなくこの会社の理念、思想、そして社員のポテンシャルの高さがあると確信した。凄い。本当に感服しました。
丘の上の風車と、関空にアプローチするフェデックス
エス・ティー・ワールド・レジデンス10階より
私にとっても一生の思い出になるだろう。
事ある毎に、ここでの体験をみんなに伝えていきたい。
申し込みの段階から、エス・ティー・ワールドさんの対応はとても親切で、避難しようとしている者にとって、とても信頼できる印象を持っていた。そして現地に着いてみると、我々を受け入れるための、現地スタッフの御準備と御配慮には感動すら覚えた。もう「御」を付けずにはいられないほどの心くばりなのだ。ここまで社員の方々が親身になってくださるエス・ティー・ワールドという会社・・・、素晴らしいと思う。明日の夜には、我々と同じく避難してきた家族が、ここでの生活を楽しんで欲しいということで、子どもたちのために夏祭りまでを企画してくれているのだ。「ホスピタリティ」とは何か、復興支援・被災者支援の名の下で、さまざまな取り組みをしている私自身、深く考えさせられてしまった。自分が今までやってきたことが、いかに上っ面だけの薄っぺらなものだったか・・・。不況期にあって、エス・ティー・ワールドさんが成長している背景に、間違いなくこの会社の理念、思想、そして社員のポテンシャルの高さがあると確信した。凄い。本当に感服しました。
丘の上の風車と、関空にアプローチするフェデックス
エス・ティー・ワールド・レジデンス10階より
私にとっても一生の思い出になるだろう。
事ある毎に、ここでの体験をみんなに伝えていきたい。