ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

老年期障害

2019年06月06日 | 通信-科学・空想

 2年ほど前から患っている腰痛は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら今もなお続いている。パソコン作業で座りっぱなしという姿勢を1時間も続けていると痛みは増すが、そうなる前にパソコンの前を離れ、座布団の上に正座10分などということをやって腰を休めている。天気の良い日は1~2時間の散歩もやっている。
 そんなこんなで何とか私の腰は、日常生活に支障はない。ただ、重いものが持てない。体重が40キロに満たない可愛いアラサーA嬢、彼女をお姫様だっこすることもできなくなった。「抱いて」と彼女が(言わないだろうけど)もし言ったとしてもできない。走ることもできない。手に持っているバッグをひったくられても追いかけられない。
 いずれも無理すればやってできないことはないのだが、これまでの腰痛経験から学んだことがある。「少々良くなったからといって油断するな」ということ。何度も油断して少々無理して、重いもの持ったりして、元の木阿弥になっている。
     

 腰痛は相変わらずだが、肩甲骨ストレッチを始めて(3月頃)から、またはパソコン作業を1日8~9時間から1日4~5時間に減らし、さらにはそれに加えて薬草茶を飲み、薬草湿布をするようになってから肩凝りがすごく良くなった。目の痛みも頭痛もほとんど感じなくなった。長く続いた強い首の痛みもだいぶ減った。ところが、
 口内炎がなかなか治らない、飲み食いに特に不都合はないので放っているが、時々痛みが走るので鬱陶しい。さらに、4月に入るとあれこれ体に不具合が出てきた。パソコンのし過ぎによる頭痛はパソコン作業を1日4時間に減らして以降は無い。酒を飲み過ぎて翌日二日酔いによる頭痛はたまに(年に1回くらい)あるが、酒も飲まないのに頭痛、しかもまあまあ強い頭痛を先日経験した。恋もしていないのに胸が苦しいというのも1度あった。車の運転中に眩暈というのも1度あった。これは家に着いて、車を駐車場に停めようとしているところだったからまだ良かった、走っている時に眩暈だったら怖いことと後から思って、「大丈夫か俺?もう車の運転はできないかも」と不安になった。
 パソコン作業及び二日酔い以外の頭痛は何年かぶり、あるいは何十年かぶり。胸が苦しいというのは過去(20年程)にも数回経験があるが、過去数回のいずれも1~2分のことで、その後何事も無かった。眩暈は過去に記憶が無いのできっと初体験。
 
 畑仕事で体動かし、自給自足芋生活を夢見ていた頃はやる気もあって精神的にも安定していた。体を動かし、やる気もあったので心身とも健康でいられたのだと思う。であったが、あと数年もすれば高齢者入門となる私、日常的に体を動かすことがなくなり、汗をかかなくなり、生きる目標も失ってしまったことから、体にガタが来ているようだ。
 原因不明の頭痛は休肝日の夜の数時間続いだけで、翌朝には消えていた。胸が苦しいのも過去の数回と同じくほんの1分ほど続いただけで今回もすぐに消えた。原因不明の眩暈もすぐに消えた。しかし、「脳梗塞?心筋梗塞とか弁膜症?」と不安に思う。
 それらのことは、もしかしたら老年期障害ということかもしれないと考えた。老年期障害という言葉があるかどうか知らないが、更年期障害のさらに年取ったバージョンで、長年生きてきた疲労がどっと出てきたか、あるいは、男の能力がほぼ消えて、ホルモンのバランスが崩れてオバサンみたいなオジサンになって・・・ということかもしれない。
     

 記:2018.6.6 島乃ガジ丸

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行