奥武島、「おうじま」と読む。前に「奥武山運動公園」を紹介したが、これは「おうのやまうんどうこうえん」と読む。つまり、奥武は「おう」と読む、沖縄では。
奥武島は沖縄島南部にある小さな島、本島から少し離れていて、さほど長くない橋が架かっている。キャンプや海水浴もできないわけでは無いが、その目的で私は行ったことは無い。ではあるが、奥武島という名前を私は若い頃からよく耳にし、南部をドライブする際に何度か訪ねてもいる。その頃そこにどんな魅力があったのかは不明。トビイカ漁と、トビイカの干物と、新鮮な刺身が安く手に入るということで有名だが、それは私がオジサンという歳になってから知ったこと。近くに磨文仁平和祈念公園があり、キャンプや海水浴に適した新原ビーチがあり、若い頃はその帰りに立ち寄ったと思われる。
奥武島について、『沖縄大百科事典』に記載がある。要約すると、
旧玉城村にある架橋島
沖縄島南部知念半島基部南岸沖にある小島
面積0.21平方キロメートル、周囲2.33キロメートル
最高標高14メートルの平坦な島
東側は珊瑚礁が発達している
島民の多くは半農半漁
南東岸に砂浜がある
世帯数257
とのこと。前述のトビイカについては、既に紹介していると記憶しているが、どのジャンルの何というタイトルで紹介したか覚えていない。ので、季節がいつだったかも忘れてしまっているが、その季節になると、「奥武島トビイカ漁が始まりました」とニュースになり、数日経つと、トビイカ干しの風景が奥武島で見られる。
橋を渡ってすぐ左側には魚屋さんが並んでいて、そこで刺身など買うと安い。安い上に魚のあらなどをサービスしてくれる、あらといっても身をたっぷり付けていて、天ぷらにできるし、骨の付いた部分は煮付けや唐揚げなどにして美味しい。
食べ物のことばかり書いたが、他に特に思い浮かぶのは無い。そうそう、私は見たこと無いが、奥武島ハーリーも有名らしい。ハーリーとはボート競走のようなもの。
記:2010.7.8 ガジ丸 →沖縄の生活目次