ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

苦難の人生に光感謝の歌

2012年02月13日 02時12分20秒 | 障害者の自立
 神戸市北区の前田幸治さん(62)が、自作の歌を送ってくださいました。添えてあった手紙に、苦難にみちた来し方がつづられていました。

 <私は4歳で脊椎カリエスにかかり、15歳まで病院で寝たきりでした。その間は学校教育を受けられませんでした。難手術の末に容体は回復しましたが、後遺症で背中は曲がったままです>

 退院後、前田さんは果敢に人生を切り開きます。20歳で特別支援学校(当時は養護学校)を卒業後、洋服の仕立てを学び、自宅で店を始めました。お父さんは前田さんが入院中に亡くなっていて、支えはお母さん一人でした。

 <15年程前、その立場が逆転しました。身体障害者の私が母の介護を始めました。肺炎から様々な病気を併発し、動けなくなりましたが、母は「ここで死ぬんや」と、入院も、介護サービスも拒否しました>

 ずっと応援してくれたお母さんのために、前田さんは仕事をやめて付きっきりで面倒を見ました。2年後、お母さんは82歳で亡くなりました。

 <独りぼっちになり、一周忌を終えた頃には、心身が悲鳴を上げ始めました。不眠になり、訳もなく胸の息苦しさを覚えました。やがて幻聴が始まり、病院で「うつ病」と診断されました>

 過酷な出来事の連続で、読んでいる私まで苦しくなってきます。それでも、4年前に転機が来たのです。

 介護サービスで足のリハビリに来てくれる30歳代の女性作業療法士さんと出会いました。笑顔につられ、これまでの人生を語ったら、作業療法士さんは「前田さんは人生の師匠です。私を一番弟子にしてください」と言いました。前田さんの気持ちに、さっと光が差しました。

 <私を偏見なく受け入れ、ふさいでいた心の扉を開けてくれました。もしも普通の人生だったら、この出会いはなかった。看護師さん、介護士さんにも恵まれて、体調は回復基調です。「失うものあれば、得るものあり」。これが私の人生の教訓です。学校に行けなかったことは心残りですが、どうにか文字も書けます。新聞も読むことができます。耐え難い人生でしたが、今、私は、しあわせです>

 なんと重い、「しあわせ」でしょうか――。

 前田さんは、感謝をこめて歌を作りました。それが今回寄せていただいた作品です。タイトルは、作業療法士さんの愛称「マーちゃん」です。

 <ご恩返しが出来なくて 気持ちだけですこの歌にして マーちゃんの マーちゃんの こころに届ける感謝状>

 曲を付け、歌を録音したテープと歌詞と一緒に渡すと、作業療法士さんは目を潤ませ、「傑作ですね」と喜んでくれたそうです。(稲垣収一)

(2012年2月12日 読売新聞)

東大とMS 障害児大学受験支援ソフト共同開発

2012年02月13日 02時08分22秒 | 障害者の自立
マイナビニュース(2月9日付)は、東京大学先端科学技術研究センターと日本マイクロソフトが、肢体不自由や学習障害などの障害児がワープロソフトを利用して入学試験を受けることをサポートする目的で、支援ソフトウェア「Lime(ライム)」を共同開発、9日より無償で提供を開始したと報じた。

米国大学生1,900万人のうち、障害を持った学生数はおよそ200万人(10.8%)いるのに対し、日本の場合は大学・大学院・専門学校の学生324万人のうち、障害学生は約9,000人で、その比率は0.27%にとどまっている。東京大学先端科学技術研究センター教授中邑賢龍氏は、受験希望者はその16倍程度いるのでないかと説明。障害児に配慮した受験環境の整備が、日本において大きく遅れている状況を訴えた。

学校側がPCでの受験を認めない理由は、漢字変換機能を有するワープロソフトを利用することは、他の受験生との公平性を担保できないというもの。そこで、東京大学先端科学技術研究センターと日本マイクロソフトは、日本語入力時に変換候補として表示された漢字がすべて保存(ロギング)され、受験生が試験中に適切にパソコンを利用していたかどうかを、試験後に確認することができる「Lime(ライム)」を開発した。

「Lime」は「DO-IT RaRa:学習における合理的配慮研究アライアンス」Webサイトより無償でダウンロードできる。

全国私塾情報センター - 2012年2月12日 掲載

横浜市が後見人養成へ連携組織が支援、今秋から3区でモデル事業/神奈川

2012年02月13日 02時05分07秒 | 障害者の自立
 判断力が不十分な人の権利を守る「成年後見制度」の担い手が不足する中、横浜市は2012年度から、「地域の力」を活用する「市民後見人」の養成に乗り出す。これまで各区で培ってきた専門職団体や行政、社会福祉協議会による連携組織が課題解決の“後方支援”をするのが特長。今秋から18区のうち3区でモデル事業としてスタート、13年度末までに1年半の研修で30人程度確保する方針だ。市は「共助の視点から地域福祉の一翼を担う人材を育てたい」としている。

 市民後見人は、弁護士などの資格はないが一定の専門知識などを身に付け、親族以外の後見人(第三者後見人)になる市民。高齢化が進展し、悪徳商法などの被害が後を絶たない一方、担い手不足が指摘されている後見人の確保のため、国は11年度に全国37市区町で養成のモデル事業を展開。ことし4月施行の改正老人福祉法では、市民後見人の養成や活用推進を市町村の努力義務としており、県内で横須賀、鎌倉両市が07年度から養成している。

 横浜市は昨年6月、専門家や弁護士、司法書士、社会福祉士らによる検討委員会を設置。市民後見人を「担い手不足の解消」ではなく「市民参画による地域での権利擁護の担い手」と位置付け、仕組みを検討してきた。

 養成計画では、今秋から半年間の座学で法的知識を学んだ後、市社会福祉協議会が運営する権利擁護機関「横浜生活あんしんセンター」で1年間、実務研修を受ける。同センターが法人後見として受任した事案の「支援員」の立場で、実際のノウハウを経験するという。

 修了後は選考の上、適任者を同センターに登録。市などが相談を受けたうち、「財産などをめぐり紛争がない」「身上監護が中心」などを条件に第三者機関が判断し、横浜家裁に候補者として推薦する。先行する横須賀、鎌倉両市は専門職や法人との「複数受任」だが、横浜市は「責任感を持ち市民らしさを生かす」ため、単独での受任を想定している。

 受任後の相談や不正防止の監督機能は、区社協のほか、専門職団体と行政などが区ごとに連携する市独自の組織「成年後見サポートネット」が担う。

 市は12年度当初予算案に関連事業費として約2560万円を計上。市福祉保健課は「支援体制をしっかりと整備し、高齢者や障害者が安心して暮らせる地域社会につなげたい」と話している。

 市は16日午後1時半から、市教育会館(西区)で「市民後見人養成スタートアップ講演会」を開く。東京都品川区の先進事例の報告のほか、市の取り組みについて意見交換する。入場無料。問い合わせは、市福祉保健課電話045(671)3567。

カナロコ(神奈川新聞) - 2012年2月12日

県内福祉施設の業務内容を説明 徳島市で就職フェア

2012年02月13日 01時59分07秒 | 障害者の自立
 福祉の仕事就職フェア(県社会福祉協議会福祉人材センター主催)が11日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで始まり、学生ら約70人が社会福祉分野の仕事内容について説明を受けた。

 県内の介護施設や高齢者福祉施設など32事業所がブースを設けた。学生らは希望する施設の採用担当者から、職場の雰囲気や研修制度などを真剣な表情で聞いたりメモを取ったり。介護福祉士を目指している三好市山城町相川、専門学校生桐島香菜さん(19)は「施設利用者との距離が近くて親しくなれる事業所を探したい」と話した。

 12日は保育園や障害者20+ 件施設など児童・障害福祉分野の20事業所がブースを設ける。


【写真説明】採用担当者(右)から仕事内容を聞く学生ら=徳島グランヴィリオホテル

徳島新聞 - 2012/2/12 14:31

県立小児医療センター:移転問題 「不安」「疑問」次々と 県、保護者対象に説明会 /埼玉

2012年02月13日 01時55分42秒 | 障害者の自立
 県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)のさいたま新都心地区への移転問題について、センターを利用している子どもの保護者を対象とした県の説明会が11日、同センターで初めて開かれた。参加者約180人の多くは、重い障害や感染症にかかりやすい病気を持つ子どもがいて、人通りの多い新都心地区への移転の不安を次々と訴えた。

 説明会では、6月に県が計画を発表してから、利用者に一度も意見を聞いていないことへの批判が相次いだ。24時間人工呼吸器を付けている子どものいる母親は「患者の何を見て、県は新都心に移転先を決めたのか」と疑問の声を上げた。県は、土地購入予算案を2月定例県議会に提出する予定。

毎日新聞 2012年2月12日 地方版