ゴエモンのつぶやき

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うつ病の原因?脳内タンパク質の関与発見

2012年02月17日 03時00分39秒 | 障害者の自立
 脳の神経細胞に多く含まれるタンパク質の一種がうつ病に深く関与し、この働きを阻害すると抗うつ剤と同様の効果があることを、愛知県心身障害者20+ 件コロニー発達障害研究所と名古屋市立大の研究グループがマウスによる実験で発見し、16日発表した。

 同研究所の川口禎晴主任研究員は「新しい抗うつ剤の開発や、うつ病の病態解明が期待できる」と話している。

 研究グループは、脳が発達する時期に増加するタンパク質「HDAC6」に着目。このタンパク質が体にどういう影響を与えるかは十分に分かっていなかったが、不安や気分の調節に重要な役割を果たす脳内物質「セロトニン」を出す神経細胞に多く含まれていたことが確認された。

 HDAC6がないマウスと正常なマウスを実験で比較。しっぽを持って懸垂運動させて動く時間を測った結果、HDAC6がないマウスは正常なマウスよりも約1分長く動いた。別の実験でも、HDAC6がないマウスは新しい環境で活発に動いたり、高い場所で不安を感じにくくなったりした。

 HDAC6の働きを阻害する薬剤を投与したマウスは、投与しないマウスより懸垂運動の時間が約1分40秒長くなり、抗うつ剤と同じ効果があったという。

 研究は、米科学誌プロスワン電子版に6日付で掲載された。(共同)

 [2012年2月16日21時36分]

県宅建協会などが昨年4月に支援協議会

2012年02月17日 02時55分58秒 | 障害者の自立
 徳島県宅地建物取引業協会、県などでつくる県居住支援協議会は、高齢者や障害者20+ 件らが賃貸住宅の空き室情報などをインターネットで検索できるシステムを構築した。近く運用を始める。

 システムは「あんしん賃貸ネット登録システム」。対象は、民間の賃貸住宅に入居を希望する高齢者、障害者、育児中の家庭、外国人、被災者、低所得者ら。賃貸住宅の家主や不動産業者が、入居可能な空き家や空き室の情報を随時掲載する。

 高齢者や障害者らの中には、賃貸住宅を借りたくても家主に断られたり、希望する物件が見つからなかったりする場合が多い。このため、県宅建協会などが昨年4月に支援協議会を設立し、ネット整備を進めていた。

 15日には、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで家主や不動産業者を対象にした説明会があり、約150人が出席した。同協会の担当者は「空き室の有効活用のためにもぜひネットに登録してほしい」と協力を呼び掛けた。



【写真説明】「あんしん賃貸ネット」への登録を呼び掛けた説明会=徳島グランヴィリオホテル

徳島新聞 -2012/2/16 10:36

災害弱者の援護 官民で模索

2012年02月17日 02時51分53秒 | 障害者の自立
 障害者や高齢者など災害時に援護が必要となる人をどう守るか――。東日本大震災以降、行政や福祉関係の団体が地域の実情に応じた支援策を模索している。どんな課題が浮かび、備えはどこまで進んでいるのか。

 多摩区役所で10日、精神障害者への支援を考える講演会が開かれた。医師や福祉施設の代表者らをシンポジストに迎え、東日本大震災時に区内の障害者やその支援者がどう感じ、どう行動したのかを話し合った。

 シンポジストのひとり、地域活動支援センター紙ひこうき所長の青野真美子さんは「施設の利用者は地震発生時、通常のように帰宅ができなくなり動揺しているようだった。テレビ報道を見て具合を悪くする人もいた」と振り返った。行政の対策が進んでいないことに触れ、「自分たちで支援できる体制を作っていく必要がある」と話した。

 統合失調症を抱えているというシンポジストの男性は被災地の宮城県石巻市を訪問した体験を報告し、「障害者の避難所生活では薬の問題が大きい。処方箋と2週間分の薬は持っておく必要があると感じた」と指摘。「近所の人たちは自分が統合失調症を抱えていることを知らない。それを分かった上で助けてくれるかどうかは分からない」という不安を打ち明けた。

独自に支援策も

 川崎市は「災害時要援護者のための防災行動ガイド」を毎年改定し、配布している。高齢者や障害者の名簿にあたる「災害時要援護者避難支援制度」を使い、地元の町内会や自主防災組織、民生委員などに情報を提供する仕組みも設けている。ただ、市内の要介護認定者が約4万人いるのに対して、川崎市危機管理室によると同制度に登録しているのは1月31日現在で5521人という。制度自体を知らない人もいるため、同室ではこれから広報などで周知していく考えという。

 区内では独自の支援策に取り組む動きもある。市民や関係組織のメンバーで構成する多摩区自立支援協議会が今月、「災害時おたすけカード」を発行した。患者の医療ケアやアレルギー状態がひと目でわかるように個人情報を書き込み、円滑に支援を求めることができる仕組みだ。区役所で今月から600部配布しているという。

 川崎市危機管理室では「自主防災組織である各町内会に防災に関するアンケートを行っており、それを基にして1人で避難できない要援護者に対する支援策を検討している。早急に制度の見直しを図りたい」としている。

 多摩川の里身体障害者福祉会館(多摩区中野島)の貞岡拓也館長は「個人情報の問題で民生委員が単身の要援護者の存在を把握できない場合がある。地域のつながりを強化して備えることが大事」と課題を指摘している。

タウンニュース -2012年2月17日号

冷蔵庫にもしもの備え

2012年02月17日 02時47分38秒 | 障害者の自立
 伊勢原市は2月15日から、救急時の必要な情報を保管する『いせはら救急安心キット』の無料配布を開始した。65歳以上のひとり暮らし高齢者や障害者世帯など約8000世帯が対象で、市では2000本のキットを用意。市役所の介護高齢福祉課、障害福祉課の窓口で受け取ることができる。

 このキットは、顔写真・氏名・血液型・持病・服用薬・かかりつけ医などを記入する医療情報シート、保険証の写しなど、医療行為を受ける際に必要な個人情報を記入して保存する高さ22センチほどのプラスチック製の筒型容器。冷蔵庫に保管し、急病や災害時に救急隊員の適切な医療活動につなげるために利用される。

 冷蔵庫は、ほとんどの家庭にあり、比較的発見し易いので、全国的にキットの保管場所に指定されている。同封のシールを玄関ドア内側、磁気ステッカーを冷蔵庫に貼り、キットの有無を救助隊員に知らせる。 今回の配布対象は、【1】65歳以上のひとり暮らし高齢者、【2】65歳以上の高齢者のみの世帯、【3】身体障害者手帳1・2級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1級の障害者で、ひとり暮らしまたは障害者のみ世帯、障害者と65歳以上の世帯、【4】ほか市で認めた人。現在、市の65歳以上の高齢者は2万226人で、対象は約6000世帯となる。平成23年に緊急搬送された3993人のうち、約49%にあたる1971人が65歳以上の高齢者だった。

 配布場所は、市役所1階の介護高齢福祉課、障害福祉課の窓口。受け取りには利用申込書の提出が必要で、市役所に行けない人は、地区の民生委員や包括支援センターで申請可能。医療情報シートの記載等も手伝ってくれる。

 問い合わせは伊勢原市役所/【電話】0463・94・4711福祉総務課まで。

自治会で先行導入

 キットは、2008年に東京都港区が全国に先駆け導入。県内でも2010年には横浜市の一部、厚木市、大和市など多くの自治体で配布されている。

 市内でも、一昨年前から高森台自治会が自主的に加盟540世帯を対象にキットを試行配布。現在は市内数カ所の自治会で配布されているという。高森台自治会の首藤光廣会長は「高齢者の多い地区。救急搬送時などで一定の効果がありました。しかしながら、自治会単位では厳しい部分もある、市で支援の体制を充実させてほしい」と話す。

タウンニュース -2012年2月17日号

精神障害者の幻聴がカルタに 「うたがわれ続けて20年」他

2012年02月17日 02時43分37秒 | 障害者の自立
 精神障害者のリアルな心の体験を短い言葉で表現し、「かるた」にした『幻聴妄想かるた』(医学書院刊)が話題となっている。作者は、東京・世田谷にある精神障害者就労支援施設『ハーモニー』にやってくる精神障害者20+ 件たち。

 健常者には「ありえない」ことでも彼らにとっては現実。若松組という組織に監視されているという男性は、「今日も朝からついてきて、俺の足元だけ揺らすんだ」と不思議そうな顔。もちろん周りに若松組らしき人物は見当たらない。

 新澤克憲施設長はいう。

「彼らの精神の世界を障害とは縁のない人たちに伝えたい。そんな思いでかるた制作を始めました」

 若松組以外にも、肛門や内臓がなくなるという人。頭の中の情報を盗まれていると主張する人。様々な幻聴、妄想に襲われながら社会生活を送る人たちがいる。

「思わず笑ってしまうかもしれません。それでもいいと思っています。しかし一方で、妄想に振り回されて、何十年も苦しんでいる人がいることも知ってほしい。彼らがかるたを作るプロセスで体験を語り、仲間と悩みを共有することで癒されることもあるのです」

 そんな「幻聴妄想かるた」の言葉をいくつか紹介しよう。

■「おとうとを犬にしてしまった」
【解説】40代女性。弟が犬になってしまったので、散歩に連れて行き、路側帯の白線に沿って歩かせた。弟は文句もいわず気の済むまで付き合ったのだとか。

■「うたがわれ続けて20年」
【解説】50代男性。自分は稀代のモテ男だと自認する。彼は統合失調症だと診断されていたが、20年目にしてついに「自分は天才だ」と気づいたという。

■「びルボードトップフォーティー トップの曲僕が作りました 普通妄想だと思うでしょ 本当だよ」
【解説】50代男性。大の音楽好きで、自分の頭の中の情報が外に飛び出すことが多々あるらしく、数々のヒット曲を作ったと豪語する。

■「若松組が床をゆらす」
【解説】かつて大企業の女子社員に横恋慕し、失恋した50代男性。フラれた頃から若松組という暴力団に付け狙われるようになり、嫌がらせをされているという。

2012.02.16 07:00
※週刊ポスト2012年2月24日