ゴエモンのつぶやき

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:「普通に生きる」上映 重度障害者の自立と支える人々の姿追う--中野で24日まで /東京

2012年02月21日 02時21分33秒 | 障害者の自立
 重度障害児者の自立と、支える地域や人々の姿を追ったドキュメンタリー映画「普通に生きる」が中野区東中野4のポレポレ東中野で24日まで上映されている。

 静岡県富士市の生活介護事業所「でら~と」の日常を中心に、利用者と家族が前向きに生きる姿に視点を当てた。この事業所は重症心身障害の子どもたちが特別支援学校を卒業した後も安心して活動する場をつくろうと、親たちが行政や地域に働きかけて04年に開設された通所施設。それぞれの障害に応じて療育やリハビリなどのプログラムが組まれ、親たち自身、障害者への偏見と闘い、法制度の改革などを訴えていくなかで「福祉の受け手から担い手へ」と変わっていく。

 映画はプロデューサーの貞末麻哉子さんら女性3人による制作プロダクション「マザーバード」が5年がかりで昨春、完成させた。でら~と設立代表者、小沢映子さん(53)らの「障害者福祉政策の重要性を知ってほしい」との思いを受け止め、09年にオープンした二つ目の施設「らぽ~と」(静岡県富士宮市)の様子も織り交ぜた。

 貞末さんは「この映画は、みんなが共に歩む社会づくりのために闘い、行動した人々の記録」と語り、両施設の小林不二也所長(55)は「東日本大震災の被災者の方々にも見てもらえたら。共感する部分があるのではないか」と話す。

 午前10時半からのモーニング上映のみ。下高井戸シネマ(京王・東急下高井戸駅下車)で4月25日に上映されるほか、各地で自主上映会が行われている。問い合わせはマザーバード(03・6913・5591)。

毎日新聞 2012年2月20日〔都内版〕

【消えた預金 グループホームの闇】食事・給与・・・滞る運営

2012年02月21日 01時19分42秒 | 障害者の自立
 一番の被害者は、入居した知的障害者だった。


 2005~06年、横浜市立の知的障害者施設から、横浜市泉区のNPO法人「障害者フルライフサポート・ユーリカ」のケアホームに40代と60代の男性2人が相次いで移り住んだ。


 ホームの職員らによると、2人とも日常会話はできるが、字は書けず、金の計算もほとんど出来なかった。職員が毎日、寝間着を着せ、歯磨きもしてあげて寝かしつけた。2人が昼間通った作業所の元園長は、迎えにきた職員と手をつなぎ、うれしそうにホームに帰る2人を覚えている。


 ところが、県がホームを監査すると、2人の口座には入居時に500万円以上の預金があり、その後も障害基礎年金などが振り込まれたが、昨年の退居時にはほとんどなくなっていた。


 入居者の預金やホームの運営資金は、業務上横領容疑で18日に逮捕された元理事の矢ケ部恵美容疑者(60)が管理していた。


■郵便局まで同行


 別の男性の入居者は、自分の被害を証言した。


 5年ほど前に矢ケ部元理事に誘われてホームに入居した。それと同時に郵便局に連れて行かれ、自分の口座からおろした200万円を矢ケ部元理事に渡した。「別のところで保管してあげる」と言われた。


 昨年、自動車免許を取得した。車を買おうと思って矢ケ部元理事に相談すると、「職員の給料に使ってしまった。来年すぐ返す」と言われた。借用証も何もない口約束。その金は今も戻ってきていないという。


■ご飯出ない日も


 矢ケ部元理事は、ホームの運営に必要な支払いもしていなかった。


 ある入居者は、食堂の朝夕の食事に、主食のご飯が出なかったり、おかずが1品だったりした日もあったと話す。複数の職員によると、矢ケ部元理事が食費を渡さないのが原因だった。自分の貯金を取り崩して入居者の食費に充てる職員もいたという。


 「給与も満足に支払われなかった」。職員らはそう訴える。3年のうちに計11カ月間、給与の未払いがあったという職員は、「矢ケ部さんから『もう少し待って』と言われ続け、結局払ってもらえなかった」と振り返った。


 横浜市などによると、ホームの大家への家賃支払いも滞っていたという。


 横浜市が交付する手厚い補助金。サービスの対価として国などが払う自立支援給付費。入居者も家賃や食費分の利用料を出す。ホームの経営は成り立つはずだった。


 だが、実態はめちゃくちゃだった。ホームの経営や知的障害者の金銭管理に踏み込めない行政の監視機能にも問題があった。


   ◇

※写真説明・・・グループホームが入っていたアパート。事務室や入居者、職員の居室に分かれていた。昨年の4カ月間、ホームで働いていた男性(58)が、記者の取材に応じた。給与は一度も支払われなかったという=横浜市泉区

朝日新聞 -2012年02月20日

米焼酎:障害者がラベルデザイン 社会参加支援で商品化--南魚沼市「八海醸造」 /新潟

2012年02月21日 01時14分20秒 | 障害者の自立
 ◇22日「SHIONOKO」発売

 南魚沼市の清酒メーカー「八海醸造」が、県内の福祉施設の障害者らが瓶のラベルをデザインした米焼酎「SHIONOKO」を22日から発売する。ブリの子をさす「しおのこ」と読む。出世魚のブリにちなみ、障害者の皆さんが成長して、社会参加できるようにという願いを名に込めた。

 障害者の社会参加を支援しようと、県内の酒販店4店と新潟市の酒卸売会社「新潟酒販」が企画し、取り組みに賛同した八海醸造が商品化した。ラベルのデザインは県内の福祉施設から募集し、約150作品の応募があった。花や魚など色鮮やかな8点の作品が選ばれた。ラベルの貼り付け作業や、商品のポスター製作も福祉作業所に委託している。

 1本(500ミリリットル)1100円(税別)で、このうち100円が福祉施設などに寄付される。販売店は、十日町市の芳屋商店、新潟市の千屋酒店、長岡市の北沢酒店、三条市のヤマニ。新潟酒販の中原雄二さんは「酒で福祉に貢献するモデルとして他県に広まってくれれば」と話す。問い合わせは新潟酒販(025・260・3055)。

毎日新聞 2012年2月20日 地方版

東日本大震災:地域連携で障害者支援 仙台福祉協会長の講演会に250人--鳥取 /鳥取

2012年02月21日 01時12分23秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で被災した障害者を支援する仙台市障害者福祉協会の阿部一彦会長が19日、鳥取市のとりぎん文化会館で「障害者の視点で考える東日本大震災」と題し講演した。県内の防災・福祉の関係者など約250人が、避難所からの自主退所を余儀なくされるなど、厳しい立場に置かれた被災障害者の状況に耳を傾けた。【加藤結花】

 阿部会長は、東北福祉大学教授で、震災後の昨年3月23日に宮城県内の障害者団体などで立ち上げた「被災障害者を支援するみやぎの会」の代表も務める。

 阿部会長によると、震災後、障害者は健常者と一緒に一般避難所に避難したが、トイレや入浴の介助が必要なことや、障害や疾病に対する周囲の理解不足などを理由に、多くの人が自主退所したという。退所後は、同協会などが障害者の2次避難所として開設した「福祉避難所」に避難。福祉避難所では、同協会の職員や「災害時専門ボランティア」らからの手話や点字訳などの支援もあり、障害者はようやく安心して生活を送れるようになったという。

 また、障害者の安否確認をするために役所に問い合わせたが、個人情報保護条例を理由に情報の受け渡しを拒否されたことを挙げ、「プライバシーと生命のどちらが大切か。個人情報保護問題も含め、障害者や障害者団体は、地域や行政と連携する必要がある」と指摘し、「障害者について社会全体で考えていかなければならない」と話した。

毎日新聞 2012年2月20日 地方版

市障害者ふれあい交流会 社会参加、生きがい必要

2012年02月21日 01時09分49秒 | 障害者の自立

 第7回宇部市障害者ふれあい交流会は19日、福祉会館で開かれた。障害者自身や家族、ボランティア、福祉関係者ら約70人が参加。講演やパネルディスカッションを通して、障害者と健常者が共生できる社会について考えた。発言者からは、環境改善にとどまらず、社会参加や生きがいの必要性を訴える声が相次いだ。市身体障害者団体連合会(波多野幹人会長)主催、市、宇部日報社後援。


 第7回宇部市障害者ふれあい交流会は19日、福祉会館で開かれた。障害者自身や家族、ボランティア、福祉関係者ら約70人が参加。講演やパネルディスカッションを通して、障害者と健常者が共生できる社会について考えた。発言者からは、環境改善にとどまらず、社会参加や生きがいの必要性を訴える声が相次いだ。市身体障害者団体連合会(波多野幹人会長)主催、市、宇部日報社後援。
 NPO法人おひさま生活塾の水田和江副理事長による講演に続き、「会活動の現状と課題について-私たちに何ができるのか」をテーマにしたパネルディスカッション。在宅障害児者と家族を支援する会の椿珠江事務局は▽高齢化する家族と子供が、将来も安心して生活できる地域社会づくり▽障害児・者自身の社会的役割の創出-が課題と話した。
 市視覚障害者福祉協会の溝田成哲会長は、移動手段が限られて外出が難しいことや、音のしないハイブリッド車の接近に気付かなかった体験を伝え、タイムリーに情報を得られないもどかしさも語った。今後は「地域の人とつながりをつくり、障害者の立場から困り事や課題を提言していきたい」と抱負。「全盲の人が地域で1人で生活できるような社会に」と目標を掲げた。
 山口喉友(こうゆう)会宇部教室の西村武剛会長は、電気発声器を使って発表。喉頭がんの宣告を受け、生存期間も予測しながら、苦渋の決断を迫られる手術前の患者と面談する際「声を失っても末永く生きてほしいのが家族の思い」などと伝えていることを紹介した。発声訓練をして社会復帰を果たした自身の姿を見せながら「元気で活動できることを、後に続く人のために伝えていくのが大事。何らかの社会貢献をすることが、生きる力につながる」とも強調。「家族や知人ら身近な人の温かい支援も欠かせない」と話した。
 昼食を挟み午後には、全国障害者スポーツ大会(山口大会)の正式競技だったフライングディスクを、全員で体験した。

宇部日報 - 2012年2月20日