経営する介護事業会社を利用している知的障害のある男性になりすましてクレジットカートを申し込み、カードをだまし取ったとして、大阪府警豊中南署は26日、詐欺容疑などで、介護業「キッズ・エスコート」(大阪府吹田市)社長、緒方元一郎容疑者(48)=同市江の木町=を逮捕した。「弁護士が来るまで話さない」としているという。
逮捕容疑は平成25年12月上旬、同社の訪問介護サービスを利用する豊中市内の40代男性名義のカード1枚をだまし取ったとしている。緒方容疑者はカードで約50万円を借り入れたが、一部は未返済という。
同署によると、男性には中程度の知的障害があった。緒方容疑者は男性に対し、自宅に利用明細が郵送されても開封せず、同社社員に渡すよう指示していたという。
同社は昨年12月、介護給付費約60万円を不正に受給したとして、市から指定の取り消し処分を受けていた。
2015.6.26 産経ニュース