ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「大藤園」虐待 告発映像3人以外も暴力か

2015年06月10日 01時26分44秒 | 障害者の自立

 山口県下関市の障害者福祉施設で虐待行為が行われていた問題で、立ち入り調査をした下関市が会見を開き、内部告発ビデオに映っていた職員以外にも「複数の職員が暴力を振るっていた」とする証言を得ていることを明らかにした。

 この問題は、下関市の障害者福祉施設「大藤園」で、利用者に対する虐待行為が行われていたもので、施設の関係者が報道機関に映像を送って告発したことで明らかになった。

 報道を受け、下関市は今月4日、立ち入り調査をし、全職員約20人から話を聞いていた。この調査結果について、下関市は8日に開いた会見で、虐待する様子が告発ビデオに映っていた職員3人以外にも「複数の職員が暴力を振るっていた」という証言を得ていることを明らかにした。

 下関市は去年4月に匿名の情報を受けて以降、継続的に調査や指導を行ってきたが、その過程では暴力的虐待は確認できなかったと説明した。その上で、市の対応に改善の余地があることは認め、今後、外部の専門家を交え、今回の対応が適切であったか検討していく必要があるという考えを示した。

2015年6月8日    TBS News施設での、虐待映像


別府太陽の家に 障害者用パワーリフティング機器 NEW!

2015年06月10日 01時20分38秒 | 障害者の自立

 環境・設備とも充実
 別府市内竈の太陽の家は、サンスポーツセンター内のトレーニングルームに、国際大会で使用する障害者用公認パワーリフティング機器を設置した。国内で設置している施設は少なく、障害者が宿泊できる設備も整っていることから、日本代表も利用。今後は若手選手の育成に活用し、海外選手の合宿も受け入れていく。

日本代表「記録伸ばせそう」
 パワーリフティング日本代表チームが1、2の両日に初めて強化合宿を実施。65キロ級の全日本王者で、来年のリオデジャネイロ・パラリンピック出場を目指している別府市の城隆志さん(55)を含む選手5人が7月のアジア選手権(カザフスタン)に向け、練習に励んだ。バリアフリーの宿泊施設に泊まり、温泉にも入って疲れを癒やした。城さんは「昨年まで健常者用で練習していたが、試合と同じ機器を使える環境はうれしい。もっと記録を伸ばせそう」と手応えを感じる。
 機器は今年1月に購入。スウェーデンのエレイコ社製で、パラリンピックなどで使われている。国内には東京都、愛知県と合わせて3カ所しかないという。
 日本パラ・パワーリフティング連盟(東京都)の吉田進理事長は「練習環境と宿泊施設がそろった場所は国内にない。太陽の家は全てにおいて快適。毎年合宿したいし、いつか大分で試合もできたらいい」と話している。
 太陽の家によると、連盟を通じて海外チームから、2020年東京パラリンピックに向けた合宿開催の問い合わせもあるという。

メモ:障害者用の機器は障害のある下半身をベルトで固定できるなどの特徴がある。平日の午後3時から同8時まで、健常者も含めて誰でも利用できる。トレーニングルーム使用料200円が必要。問い合わせは太陽の家(TEL0977・66・0277)へ。

※この記事は、6月8日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。

国際大会公認のパワーリフティング機器を使って練習する日本代表の選手たち

国際大会公認のパワーリフティング機器を使って練習する日本代表の選手たち


金沢ちはらファーム事業計画 発達障害者雇用に道

2015年06月10日 01時04分14秒 | 障害者の自立

農水省認定

 金沢市の中山間地でブルーベリー栽培を手掛ける農業法人「金沢ちはらファーム」が、六次産業化・地産地消法に基づいて申請した事業計画が農林水産省の認定を受けた。九日に認定書の交付式がある。

 農業法人は、NPO法人「アスペの会石川」と発達障害の子どもを持つ親が出資して二〇一二年四月、発達障害者の就労を目的に設立した。同市茅原町の農地を借り受け、ボランティアの協力も得て整備。同年秋、二年もののブルーベリー千二百本を鉢に植えた。

 健常者のほか、発達障害者を常時一人と不定期で七人ほど雇用する。ブルーベリーは殺虫剤を使わず、野菜は農園近くの畑で無農薬・無化学肥料で栽培。現在、ブルーベリーの木には実が付き、間もなく初めての収穫期を迎える。

 事業計画では、来年から観光農園を開く。ブルーベリーを直売するほか、ブルーベリージャムの製造や、ブルーベリーの剪定(せんてい)枝などを培地として栽培したキノコを粉末加工しサプリメントの原料として販売する。農園近くにカフェレストランを開設する構想もある。

 認定は、農業改良資金の償還期限の延長などの特例や農林水産物の加工販売施設の整備に対する補助を受ける前提条件となる。

 前田泰一代表取締役(64)は「発達障害者は対人関係が苦手で、作業内容を理解できるように根気強く説明する必要があるが、周囲の理解と努力があれば仕事はできる」と話す。すでに耕作放棄地の解消、発達障害者の就労、安全で安心できる農作物の提供につながっており「さらに事業を軌道に乗せ、発達障害者の受け入れを少しずつでも増やしていきたい」と意欲的だ。

収穫を控え、ブルーベリーの木や葉についた虫を取り除くスタッフ=金沢市茅原町で

2015年6月9日    中日新聞


手染めストール「百々染」好評 岐阜の障害者福祉施設で制作

2015年06月10日 00時57分56秒 | 障害者の自立

 岐阜市出屋敷の障害者福祉施設「いぶき福祉会第二いぶき」が、国産シルクを手染めしたストールを「百々染(ももぞめ)」のブランドで販売し、好評だ。比較的高価だが、一枚ずつ異なる優しい色合いが受けて、昨年十月から七十本以上が売れている。

 キクの花びらから抽出したピンクの染液の中で、シルクの布をゆらゆらと泳がせる。脳性まひで左手が使いにくいという安藤幹生さんは、「液をこぼさないように優しく染めるようにしている。楽しい」と穏やかな笑顔を浮かべた。

 作り手は知的障害や重度の身体障害がある十九~三十五歳の男女三十人。近所で草花を摘む人、染める人、干してアイロンをかける人と分業し、好きな作業を選んで取り組む。

 「百々染」のブランド名には「自然が織りなす色の世界を生み出したい」との思いを込めた。化学染料は使わず、近所に自生するヒメジオンやサザンカ、ツバキの葉、ヨモギなど百種類以上の植物から染料を作るため、手掛けた人や季節によって仕上がりが異なる“一品もの”だ。

 価格は一枚一万六千二百円。障害者が手掛ける製品としては高めの設定だ。小売業者に卸す専門商社「イチタスイチ」(岐阜市)の町野洋亮代表は「あえて障害者という面は打ち出さず、丁寧に作られた特別な商品として一般市場に流通させたい」と狙いを話す。

 JR岐阜駅に隣接するアクティブG内の「THE GIFTS SHOP」で販売し、四十~六十代の女性のほか、母へのプレゼントにと若者が買い求める姿も。広瀬美央店長は「一枚ずつ違う色合いと、商品からにじみ出ている優しさが魅力」と紹介する。

 東京ミッドタウンの国産品販売店「THE COVER NIPPON」やインターネット上でも販売している。

(問)THE GIFTS SHOP=058(212)3255

「一枚ずつ異なる優しい色合いが魅力」と話す広瀬美央店長=岐阜市橋本町のTHE GIFTS SHOPで

2015年6月9日      中日新聞


障害者働くベーカリー人気 添加物最小限で、日進市

2015年06月10日 00時51分22秒 | 障害者の自立

 知的障害のある人らが働く日進市蟹甲町の「ベーカリーあゆみ」のパンが人気だ。添加物を最小限に抑えた「基本に忠実なパン」にこだわっており、おいしさにはまるファンを増やしている。

 ベーカリーに併設するカフェには、食パンや菓子パンなど十五~二十種類のパンが並ぶ。正午すぎには、昼休み中の会社勤めの女性らでにぎわい、看板商品の食パンを使ったサンドイッチが特に人気だ。

 二〇〇六年四月にオープンした店は、同市の社会福祉法人きまもり会が生活介護事業の一つとして運営。二十~五十代の五人が厨房(ちゅうぼう)で、二人がカフェで働く。パン生地の成形や、材料の計量、トッピング、袋詰めなどそれぞれの得意分野で携わる。店頭販売以外に、市役所や市保健センター、企業などにも出向いて販売する。

 レシピのこだわりは、余分な添加物を一切入れないこと。サイズは小さめだが、一人一人が手間ひまをかけて作る。自慢の食パンは中身がぎっしりと詰まり、しっとりと柔らかい。一日十~三十本を作るが、事前予約する人も多い。「パンを食べない子どもがあゆみさんのパンだけは食べる」と買っていく女性客も。

 厨房では、サポート役の支援員四人がときに厳しく指導する。利用者たちは、働く大変さを実感しながら、自分で考えて動けるようになってきたという。奥川香菜子さん(33)は「失敗することもあって大変さもあるけど、パンが売れるとうれしい」、伊藤あゆみさん(39)は「パン作りは難しいけど、もっとできるようになりたい」と話す。

 支援員で責任者の野々目綾子さん(44)は「商品が完成し、お客さんが買ってくれるまでを見届けられるのはうれしいと思う。できることも少しずつ増えてきた」と手応えを話す。

 菓子パンは百十~百六十円と手ごろで、食パンは一斤二百八十円。食パンと菓子パン五つを届ける定期的な宅配サービスもある。営業は午前八時~午後四時で、土日は休み。(問)あゆみ=0561(75)5515

厨房でパンを作る人たち=日進市のベーカリーあゆみで

2015年6月9日    中日新聞