ゴエモンのつぶやき

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障害者施設職員が虐待、入所者重傷…京都・南丹

2016年06月26日 14時37分17秒 | 障害者の自立
 京都府南丹市の社会福祉法人「あけぼの学園」が運営する障害者支援施設「八木寮」で、入所する知的障害者の30歳代の男性が2人の職員から暴行を受け、前歯や足の骨を折る重傷を負っていたことがわかった。府は虐待と認定し、障害者総合支援法に基づいて同学園に改善勧告を出した。
 

 同学園などによると、男性は今月3日、50歳代の男性職員にひげそりの介助を受けていた際、電気カミソリを顔に投げつけられ、前歯1本を折った。昨年9月には20歳代の男性職員に体を押され、転倒して右大腿(だいたい)骨を骨折した。

 職員はそれぞれ「男性の言動に腹が立った」「行動を止めようとした」と話しているという。

 府は昨年9月の暴行の際、同学園から報告を受け、文書で改善を指導。今月21日には、より重い改善勧告を出し、3か月以内に再発防止策を提出するよう求めた。

 男性の家族は昨年9月の暴行後、府警南丹署に被害届を出し、今年4月、同署が20歳代の男性職員を傷害容疑で書類送検。家族は今月の暴行についても同容疑で被害届を出した。

 同学園は50歳代の職員を今月22日付で懲戒免職にし、寮の施設長も減給処分。20歳代の職員についても処分を検討している。

 八木寮には知的障害者ら50人が入所している。同学園は、ほかには虐待はなかったとしている。奥村泰之理事長は「障害福祉への信頼を傷つけ、申し訳ない。職員教育を徹底し、再発防止に努めたい」としている。

2016年06月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

「幸福村」あす開村 発達障害者の就労拠点 帯広

2016年06月26日 14時26分39秒 | 障害者の自立

 発達障害などに関する取り組みを進めてきた「カンナ・カンナ」代表の三浦直美さん(40)=帯広=は、主に発達障害のある人の支えの場として、無農薬ハーブの栽培や商品化、販売などを行う就労継続支援B型事業所「幸福村」を帯広市幸福町基線159に立ち上げる。自身がうつを発症した際、心が救われた経験を生かし、26日にオープニングセレモニー(開村式)を行う。

 三浦さんは市内の大正町で生まれ育った。2007年に夫の潤一さん(41)らと一般社団法人カンナ・カンナを立ち上げ、環境保全活動を展開。潤一さんが5年前に発達障害と診断されたのを受け、同障害のピアサポートなども同法人の事業に加え、支えてきた。

 一方で三浦さん自身、福祉関係の職場で働いていた2年前、仕事上の悩みや忙しさなどが重なり、うつを発症した。「感情のコントロールができず、リストカットを何度もし、家族に心配をかけた」という。通院してカウンセリングを受ける傍ら、出合ったのがハーブだった。「飲むことで気持ちが落ち着いた。次第に自分で栽培するようになった」と話す。

 今年に入り、三浦さんの親類が幸福町基線に所有する15年ほど空いていた古い住宅と、隣接する畑を借り受けた。これを活用し、主に発達障害の人の就労支援を行う事業所を立ち上げることにし、法人と同名の株式会社を設立して社長に就いた。

 同事業所での作業内容はハーブの栽培とティーバッグ作りの他、無農薬コーヒー豆を仕入れて焙煎(ばいせん)した上での製品化や店舗での接客など。商品はジャーマンカモミール5パック680円などを計画している。定員20人で、既に問い合わせもあるという。

 三浦さんは「当事者家族として、発達障害を抱え、社会で実力を発揮しきれない人たちの支えの場をつくりたい。ここを拠点に、地域との交流イベントも開きたい」と話している。

問い合わせは幸福村(電話0155・64・2055、Eメールkouhukumura@gmail.com)へ。

 

すぐ横は畑。古民家を改修した作業・販売拠点でオープニングに備える三浦さん(前列左)と夫の潤一さん(後列左)らスタッフ

2016年6月25日    十勝毎日新聞


高齢者施設を障害者社会就労センターに移行へ

2016年06月26日 14時16分15秒 | 障害者の自立

伊那市は伊那市社会福祉協議会が指定管理者となっているデイサービスセンターみその園と短期入所施設やすらぎの家の事業を廃止し障害者社会就労センターに移行するとの方針を24日、伊那市議会全員協議会で示しました。
デイサービスなど高齢者福祉事業を行っている伊那市御園のみその園は、障害者社会就労センター「ゆめわーく」へ移行するとしています。

5施設の収支は3千万円の赤字

 長谷の「やすらぎの家」も事業を廃止し障害者社会就労センターさくらの家へ移行するとしています。
移行は周辺の高齢者施設が充実している一方で障害者施設の整備を望む声が強いことによるもので来年4月を目途としています。
土地と建物を有償で社協に貸し付け運営は社協直営とします。
これは今日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で示されたものです。
ほかに社協が指定管理者となっているデイサービスセンター春富ふくじゅ園と高齢者生活福祉センターくつろぎの家、長谷デイサービスセンターについては事業を継続するとしています。
市によりますと5つの施設の平成27年度の収支の合計はおよそ3千万円の赤字で、負担金も2千万円免除しているということです。
市では事業を移行する施設の利用者を対象に説明会を開くことにしているほか建物と土地の貸し付け額などについて社協と協議していくことにしています。

2016年6月24日  伊那毎日新聞


車いす観戦に配慮=新国立の基本設計概要-JSCなど

2016年06月26日 14時09分28秒 | 障害者の自立

 日本スポーツ振興センター(JSC)と、大成建設、梓設計、建築家の隈研吾氏によるグループは24日、新国立競技場の基本設計が完成したとして概要を発表した。昨年12月に決定した案から、車いすを利用する障害者の観戦にさらに配慮。観戦席やトイレの位置を変更するなどして、誰もが観戦しやすい「ユニバーサルデザイン」の考え方をより推し進めた。
 JSCは大成建設などとの設計契約締結後、障害者や高齢者の団体から意見を聴取。「車いすでもさまざまな角度から見たい」との要望に応え、低層スタンドに加え高層スタンドにも車いすスペースを配置するようにしたほか、健常者が障害者用トイレに入らないよう健常者用トイレを増やした。

新国立競技場の基本設計概要を説明後、競技場とその周辺の模型の前で写真に納まる建築家の隈研吾氏=24日午後、東京都港区

(2016/06/24-時事通信


5介護施設運営見直し 伊那市が方針

2016年06月26日 14時04分23秒 | 障害者の自立

伊那市は24日の市議会全員協議会で、市が設置し市社会福祉協議会が指定管理者となって運営している市内のデイサービスセンターなど介護保険関連の5施設について、今後の運営を見直す方針を明らかにした。赤字が続き、厳しい運営状況となっているため。現在の指定管理期間が終了する来年4月をめどに、一部施設は高齢者福祉サービスに関する事業を廃止した上で、障害者福祉サービスに転換し市社協に移行する考えだ。

対象となる施設は、御園の「みその園」(デイサービス、ショートステイ)、西春近の「春富ふくじゅ園」(デイサービス、ショートステイ)、高遠町の「くつろぎの家」(デイサービス)、長谷の「長谷デイサービスセンター(デイサービス)、長谷の「やすらぎの家」(ショートステイ)。

市高齢者福祉課によると、民間施設の整備が進んだことや介護報酬の引き下げで各施設とも収支が悪化。昨年度は5施設で約3000万円の赤字を計上。現在は市が施設使用料を免除しており、免除額を含めると赤字額は約5100万円に上る。特別養護老人ホームなど入所系の施設整備が進み通所系の施設利用が減っていることや、障害者福祉サービスが不足しているという課題もある。

見直し案では、民間によるサービス提供が行える地域にある施設は縮小や用途変更を実施。過疎地域にあったり、民間施設がない地域の施設は市として一定の福祉サービスを提供する必要があるため現状維持とする。市の事業を廃止する施設については市社協へ土地・建物を有償で貸し付ける。

これに基づき、「みその園」と「やすらぎの家」は現行の事業を廃止。市社協の障害者社会就労センターに移行し、就労支援などの障害者福祉サービスを市社協直営で提供する。このほかの3施設は現状維持とし、引き続き指定管理者制度による施設として運営する。市は今後、利用者に見直しの方針を説明し、他の施設に移ったりしてもらう考えだ。

議員からは「本来は市が行うべき福祉を社協が担っている」「民間施設の経営も厳しいと言われており、安定的にサービスの提供が受けられるのか」といった意見が出された。これに対し、市側は「収支が赤字だからというだけでなく、介護保険全体の需要を見直す中での結論」と理解を求めた。

 2016年6月25日   長野日報