ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

最後の夏、左半身で全力プレー 脳性まひに「負けるか」

2017年07月09日 11時31分30秒 | 障害者の自立

 脳性まひで生まれつき右半身が不自由。右腕を思い切り振ることはできず、走るのは少し遅い。東京学園高校(東京都目黒区)の3年生、関俊介君。左腕だけで捕球と送球をこなし、グラウンドに立つ。同校野球部の唯一の部員として連合チームに加わり、8日に開幕する全国高校野球選手権東東京大会(朝日新聞社、都高校野球連盟主催)で勝利を目指す。

 6月中旬、関君は大山・産業技術高専・東京学園・六郷工科の4校連合チームの一員として練習試合に臨んだ。六回、レフトの守備についた直後、左翼線にヒットを打たれた。背走して追い、左手のグラブでボールをつかんだ。さっとグラブを外して右脇に挟み、左手でショートにノーバウンドで返球。連係プレーで打者の本塁生還を阻止した。その後の打席では送りバントを決め、試合は4―4で引き分けた。

 関君は右腕が思うように動かず、ボールを数メートルしか投げられない。右足首も硬く、俊敏な動きが難しい。今の投げ方は幼稚園の頃、父の一浩さん(43)とキャッチボールをしていて、自然に身につけた。小学1年から野球を始め、中学では軟式野球部に所属した。

 右足で地面を蹴る力が弱い分、走り込みではついていけない。体の左右のバランスが悪く、思った方向に球を投げられない。でも「ハンディに負けるか」との思いで、左腕で1千回の素振りを続けた。帰宅してからは、街灯の明かりを頼りにアパートの壁にボールを投げた。

 中学時代は公式戦にあまり出られなかったが、そのことがむしろ、高校でも野球を続ける思いを強くした。東京学園は中高一貫校に切り替えるため、今の3年生を最後に生徒募集を一時停止しており、後輩はいない。同級生にも野球部員はいない。昨夏から連合チームを組み、活動を続けている。

 他校の選手ともすぐに打ち解けたが、平日の練習は1人。朝練で走り込み、放課後はスタンドに置いた球を打つ「置きティー」を繰り返し、監督のノックを受ける。不自由な右手足をカバーするため、筋トレで左半身を鍛え、今は50メートルを7秒台で走る。

 「練習がつまらない時もあった。でも、土日にみんなと野球ができると思えば頑張れた」。走塁練習は先頭に立ち、試合中は誰より声を出す。背番号は「7」をもらった。チームメートの遠藤孝夫君(3年)は「ムードメーカーで欠かせない存在。やっぱ俊介が打つと盛り上がる。努力してる姿を知ってるから」。

 チームの初戦は11日。将来は身体障害者の軟式野球チームに入ると決めている関君にとって、今大会は最後の硬式野球のプレーになる。「集大成と思って全てを出し切る。1本でも多くヒットを打ち、ミスなく守って結果を出したい」と意気込む。(酒本友紀子)

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連合チームのノック練習に参加する東京学園の関俊介君。自由がきく左手で捕球し、グラブを外してから投げる

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   練習試合でボールを投げる関俊介君。連合チームではレフトを守る          練習試合でボールを投げる関俊介君。連合チームではレフトを守る

2017年7月8日    朝日新聞


車いすバスケ  体験 東京・志茂田小でスクール

2017年07月09日 11時24分07秒 | 障害者の自立

 パラリンピックスポーツの楽(たの)しさを子(こ)どもたちに知(し)ってもらうスポーツ体験授業(たいけんじゅぎょう)「あすチャレ!スクール」が6月(がつ)19日(にち)、東京都(とうきょうと)の大田区立志茂田小学校(おおたくりつしもだしょうがっこう)で開(ひら)かれました。当日(とうじつ)の様子(ようす)を紹介(しょうかい)します。【ユニバーサロン編集長(へんしゅうちょう)・岩下恭士(いわしたやすし)】

 アナウンサーの実況中継(じっきょうちゅうけい)も

 「明日(あす)へのチャレンジ」を目指(めざ)す「あすチャレ!スクール」は、日本財団(にっぽんざいだん)パラリンピックサポートセンター(パラサポ)が全国(ぜんこく)の小中高等学校(しょうちゅうこうとうがっこう)を対象(たいしょう)に実施(じっし)しているプログラムです。東京(とうきょう)2020パラリンピック競技大会(きょうぎたいかい)に向(む)けて、障害(しょうがい)のない子(こ)どもたちもパラアスリートにじかに触(ふ)れ、障害者(しょうがいしゃ)スポーツの気(き)づきと学(まな)びの機会(きかい)を提供(ていきょう)するのが目的(もくてき)です。

 今回(こんかい)は初(はじ)めての試(こころ)みとして、2020年東京(ねんとうきょう)オリンピック(五輪(ごりん))・パラリンピックから共生社会(きょうせいしゃかい)の実現(じつげん)を目指(めざ)すなどCSR(企業(きぎょう)の社会的責任(しゃかいてきせきにん))活動(かつどう)に力(ちから)を入(い)れるTBSの藤森祥平(ふじもりしょうへい)アナウンサー(38)が実況中継(じっきょうちゅうけい)をして会場(かいじょう)を盛(も)り上(あ)げました。

 当日(とうじつ)は全校児童(ぜんこうじどう)300人(にん)が参加(さんか)しました。「あすチャレ!」プロジェクトディレクターで、シドニー・パラリンピック男子車(だんしくるま)いすバスケットボール日本代表(にっぽんだいひょう)キャプテンの根木慎志(ねぎしんじ)さん(52)がフリースローを実際(じっさい)にやってみせたほか、競技用車(きょうぎようくるま)いすと一般用車(いっぱんようくるま)いすの違(ちが)いについて説明(せつめい)。続(つづ)いて、男子(だんし)と女子(じょし)の代表(だいひょう)、教員代表(きょういんだいひょう)10人(にん)ずつがそれぞれ紅白(こうはく)5人(にん)に分(わ)かれて競技(きょうぎ)を体験(たいけん)しました。

興味津々(きょうみしんしん)の子(こ)どもたち

 冒頭(ぼうとう)、競技用(きょうぎよう)と一般用(いっぱんよう)の車(くるま)いすを見(み)せながら根木(ねぎ)さんが「どこが違(ちが)う?」と質問(しつもん)すると、興味津々(きょうみしんしん)の子(こ)どもたちは「こっち(一般用(いっぱんよう))は車輪(しゃりん)が縦(たて)だけど、こっち(競技用(きょうぎよう))は斜(なな)め」「『競技用(きょうぎよう)』には自動車(じどうしゃ)みたいなバンパーが付(つ)いています」と答(こた)えました。

 根木(ねぎ)さんが、競技用(きょうぎよう)の車(くるま)いすには、転(ころ)ばないように前(まえ)と後(うし)ろに小(ちい)さい車輪(しゃりん)が二(ふた)つあること、猛(もう)スピードで車(くるま)いすどうしがぶつかるとバンパーから火花(ひばな)が飛(と)び散(ち)ることなどを説明(せつめい)すると、子(こ)どもたちから「ウワーッ!」と大(おお)きな叫(さけ)び声(こえ)が上(あ)がりました。

紅白戦(こうはくせん)で得点(とくてん)も

 子(こ)どもたちや先生(せんせい)の代表(だいひょう)による紅白戦(こうはくせん)では、男子(だんし)は0対(たい)0でしたが、女子(じょし)は赤(あか)2対白(たいしろ)0。シュートを決(き)めた6年生(ねんせい)の女子(じょし)に藤森(ふじもり)アナが「今(いま)のお気持(きも)ちは?」と聞(き)くと「初(はじ)めのうちはタイヤがどっちに回(まわ)るか分(わ)からなくて困(こま)ったけど得点(とくてん)できてうれしい」とほほ笑(え)みました。

 最後(さいご)に根木(ねぎ)さんが「高校(こうこう)3年生(ねんせい)のときに交通事故(こうつうじこ)で車(くるま)いす使用者(しようしゃ)になりました。当時(とうじ)はかっこ悪(わる)いと思(おも)っていましたけど、今(いま)は恥(は)ずかしくありません。バスケットボールと出会(であ)って幸(しあわ)せ」と話(はな)しました。そして「シュートが入(はい)るまで半年(はんとし)かかりました。がんばれたのはみんなの応援(おうえん)があったから」として「2020年(ねん)パラリンピック、みんなで応援(おうえん)してください」と呼(よ)びかけました。


 ■人物略歴

いわした・やすし

 10歳(さい)で両目(りょうめ)を失明(しつめい)した全盲記者(ぜんもうきしゃ)。1986年(ねん)に毎日新聞入社(まいにちしんぶんにゅうしゃ)。点字毎日編集部(てんじまいにちへんしゅうぶ)を経(へ)て、98年(ねん)から人(ひと)に優(やさ)しい社会(しゃかい)の仕組(しく)み「ユニバーサルデザイン」をテーマにネットコラムを配信(はいしん)しています。55歳(さい)。


 ■ことば

車(くるま)いすバスケットボール

 車(くるま)いすに乗(の)ってプレーするバスケットボール。コートの広(ひろ)さやゴールの高(たか)さは一般(いっぱん)のバスケットボールと同(おな)じです。ルールも一般(いっぱん)のバスケットボールとほぼ同(おな)じ。ただし、ボールを持(も)って車(くるま)いすを3回以上連続(かいいじょうれんぞく)でこぐと反則(はんそく)になります。障害者(しょうがいしゃ)スポーツの花形(はながた)と言(い)われ、パラリンピックの正式種目(せいしきしゅもく)でもあります。

毎日小学生新聞   2017年7月7日


訪日韓国人が「日本のバス運転士はカッコよすぎる!」と大感激

2017年07月09日 11時05分12秒 | 障害者の自立

6日、このほど韓国のインターネット掲示板に「日本を旅行してきたけど、バスの運転士がみんな格好良かった」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーが大注目している。写真は日本のバス。

2017年7月6日、このほど韓国のインターネット掲示板に「日本を旅行してきたけど、バスの運転士がみんな格好良かった」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーが大注目している。

スレッド主は日本旅行中に頻繁にバスを利用したようで、運転席でにこやかにカメラ目線を決めてくれている運転士の写真を添えて、その「格好良さ」を伝えている。まず注目したのは、運転士が皆帽子をかぶり制服を身に着けていること。確かに、韓国でバスの運転士が制服を着ている姿はなかなか見掛けない。そして、停車するたびに案内放送をしてくれ、障害者の乗車時には直接バスを降りて乗車を手伝うなどする姿に、かなり好印象を抱いたようだ。

一方、韓国の運転士については「口が悪く話し方も乱暴。急停車・急発進が多い」と説明しており、「日本の運転士にはプロ意識のようなものを感じた。同じ職業でも仕事の仕方で印象がガラリと変わる」とつづっている。

この投稿に、他の韓国のネットユーザーからは「本当に親切!去年札幌に行った時に何度かバスを利用したけど、日本語ができなくても降りるバス停を教えてくれた」「韓国とは大違い。安全運転は基本だし、何よりも親切。だからバスに乗ったり降りたりするたびに『ありがとうございます』とあいさつしたよ」と、実体験を交えたコメントが寄せられている。

また、日本人全般について「バスの運転士のみならず、どんな職業にも職業精神があって、周りの人もその職業を尊重してくれる」「日本人には二つだけ尊敬すべき点がある。市民意識と職業精神だ」とうらやましがる声も。

逆に韓国の運転士については、「確かにひどいけど、急停車や急発進は理解できる。配車時間に合わせなきゃならないし、バス停で『乗りませんよ』という感じでスマホを見てたくせに、慌てて乗る人が多過ぎるから」「運転士をあまり責めるのはやめて。マナーに欠ける乗客を毎日乗せて、道が混んだら配車時間のせいでおかしくもなるさ」と擁護意見があちこちで寄せられ、「韓国で運転士が障害者を手伝ったりしたら、乗客から『早く出発して』と文句を言われそう」「韓国は全体的に運転マナーが悪いのも問題」と別の原因を指摘する声も上がった。

(翻訳・編集/松村)2017年7月7日   Record China


ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』公開決定!

2017年07月09日 11時00分20秒 | 障害者の自立

1.ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』8/26(土) ポレポレ東中野ほか全国順次公
開決定!!
2. 大田昌秀さん追悼『沖縄 うりずんの雨』再上映決定!
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1.大変お待たせいたしました!
シグロの最新作、ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』の公開が決定致しました。
8/26(土)からポレポレ東中野での公開を皮切りに、全国で順次公開します!
目も見えず耳も聞こえない盲ろう者と呼ばれる人たちや、共に生きる家族、介助者・通訳
者との日常を追ったドキュメンタリー映画です。
詳細は、シグロホームページや公式Twitter等で随時更新します。

☆映画「もうろうをいきる」公式ツイッター
https://twitter.com/mourou_wo_ikiru

○クラウドファンディングのお礼
6月20日に締め切りました『もうろうをいきる』のクラウドファンディングでは、お力添
えをいただき、大変ありがとうございました。当初の目標金額には達しませんでしたが、
ファンディング以外でもたくさんの方々にご支援・ご協力をいただきました。
今後は上映拡大に関するご支援を、よろしくお願い申し上げます。

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2.今年6月に亡くなられた大田昌秀さん(享年92)への追悼の想いを込めて、『沖縄 うり
ずんの雨』を再上映することが決定致しました。
本編には収録できなかった大田昌秀さんの未公開インタビュー映像(20分)を、同時に上
映します。ぜひ、この機会にご覧いただければと思います。

日時:2017年8/5(土)~8/11(金) 19:00より、1日1回上映
場所:ポレポレ東中野
住所:〒164-0003 東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
料金:料金一般1700円/大学・専門・シニア(60歳以上)1200円/高校・中学・障害者1000
円/小学700円/当日券のみ
※ジャン・ユンカーマン監督もしくは、プロデューサーの山上徹二郎による舞台挨拶を連
日行います。

○現在YouTubeにて『大田昌秀さんの死を悼む』3分バージョンを無料公開中です。
https://youtu.be/kzOerKnCCto


【お問い合わせ】
シグロ
TEL:03-5343-3101
MAIL:siglo@cine.co.jp

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◆発行 株式会社シグロ
http://www.cine.co.jp/


「ホーム転落防止キャンペーン」

2017年07月09日 10時48分24秒 | 障害者の自立

 人気子役でフィギュアスケートでも活躍する本田望結(13)と妹の紗来(10)が8日、JR大阪駅(大阪市北区)の一日駅長と副駅長に就き、駅のホームでの転落事故を防ごうと呼び掛けるイベントを開いた。

 望結は「大切なのはみんなで声を掛けることです」と話し、2人で声をそろえて「ご協力お願いします」と求めた。

 6月から始まった「ホーム転落防止キャンペーン」の一環で、JR西日本は駅係員による利用客への声掛けや巡回を強化している。

 国土交通省によると、酔客や視覚障害者らがホーム上で電車と接触したり線路に転落したりした事故は2016年度に187件発生し、28人が死亡した。

ホーム転落事故防げ!本田望結&紗来がイベントで呼び掛け(1)