神奈川県鎌倉市の大船駅周辺で20日、「第15回大船まつり」が開かれ、約9万6000人の市民や観光客らでにぎわった。呼び物の「第4回映画仮装パレード」は今回からバリアフリーの催しとなり、車椅子の障害者ら20人が家族やボランティアと共に繁華街を練り歩いた。
車椅子の次女・智代さんと一緒に参加した鎌倉市在住の国分哲男さんは「障害者にとって、いつもと異なる第一歩はとても大変。皆さんのおかげで貴重な第一歩を踏み出すことができた」とうれしそうだった。障害者のパレードをサポートしたNPO法人・湘南バリアフリーツアーセンターによると、すでに来年の参加希望も寄せられているという。
車椅子ごとに、ゲームのキャラクターに扮し、沿道に手を振る参加者ら
毎日新聞 2018年5月21日