ゴエモンのつぶやき

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イチゴ雑貨 障害者就労を知る契機に 仙台の施設で製作、将来の活動の柱に

2018年05月14日 14時57分17秒 | 障害者の自立

 仙台市泉区で障害者の就労継続支援や生活介護を行う多機能型施設「こくりの杜」で、利用者らがピンクや赤のイチゴをモチーフにしたオリジナル雑貨を製作している。客に「かわいい」と好評で、施設は「将来は雑貨作りを活動の柱にしたい」と意気込んでいる。
 雑貨は磁石(2個入り300円)やボールペン(100円)、クリップ(3個入り300円)など6種類。利用者が紙粘土でイチゴの型を取り、色塗り、袋詰めまで担当する。こくりの杜や、1月に泉区に開園したイチゴ農園「一苺(いちご)一笑(いちえ) 松森農場」などで販売している。
 農園の清掃を請け負ったのをきっかけに、施設の担当者がイチゴの雑貨製作を思い付いた。2月に作り始め、これまでに計約200個を製作した。今後も注文に応じて作業する。
 泉区のゴールデンレトリバー専門ショップ「ワンアンドオンリードッグクラブ」でも販売している縁で、今後はゴールデンレトリバーをイメージした雑貨も作る。
 こくりの杜は昨年9月にオープン。一般社団法人「仙台地域福祉共創会」が運営しており、10~50代の利用者10人が在籍し、雑貨製作や農園の清掃のほか、段ボールの組み立てなどをしている。
 施設長の大場信悦さん(49)は「利用者が自信を持って手掛けた作品。雑貨を通し、障害者の就労作業に関心を持ってもらいたい」とPRする。
 連絡先はこくりの杜022(725)5225。

イチゴの磁石やクリップなどの雑貨と、製作に携わった施設の利用者

2018年05月13日   河北新報


若狭の古民家が美術館に 障害者の作品など展示、活動の発信拠点に

2018年05月14日 13時46分35秒 | 障害者の自立

 国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている若狭町の「熊川宿」に、江戸末期の古民家を改修した「熊川宿若狭美術館」がオープンした。障害者のアート作品の展示を中心に、児童や高齢者らの生涯学習の場としても活用。地域活性化に向けて、文化芸術活動の発信拠点を目指していくという。

 古民家は木造2階建て、延べ床面積は約240平方メートル。熊川宿の中心部にあり、江戸時代は荷物の中継問屋、明治時代には銀行、その後は酒店の倉庫に使われていたという。

 美術館の運営を担うのはNPO法人「若狭美&Bネット」。美術を通じた生涯学習の場の提供、障害者の制作活動支援などに取り組んでおり、熊川宿の駐在所跡に障害者の作品を展示する画廊を運営していた。

 同町などから古民家の活用を提案され、昨年10月からギャラリーや展示スペース、作業場を整備するなど改修を進めていた。大阪府内に住む所有者が建物を無償で提供。事業費は5610万円で、日本財団(東京)が4240万円を助成し、残りは県と同町の補助を受けた。

 館長を務める元県立美方高校長で同NPO理事長の長谷光城さん(74)は「今後も企画展を開催していきたい。障害者と子供、現代芸術作家の作品を同じように展示し、新しい共生社会を発信していきたい」と話した。

 同町などに住む障害を持つアーティストの作品を集めたオープニング企画展が7月30日まで開かれている。開館は金~月曜日と祝日。入場無料。問い合わせは同美術館(電)050・3565・5885。

2018.5.13    産経ニュース


「農業と福祉」連携広がる

2018年05月14日 13時26分38秒 | 障害者の自立

障害者、選果場で就労 農家の人手不足解消に一役 佐賀市富士町 [佐賀県]

 佐賀市の就労支援施設に通う障害者がJAさが選果場(同市富士町)でホウレンソウの出荷作業に汗を流している。高齢化や後継者不足に悩む農業と福祉が手を取る「農福連携」の一環で、個人農家で始めた試みを拡大した。橋渡し役を務めるNPO法人「佐賀中部障がい者ふくしネット」の藤戸小百合さん(41)は「就労の機会をさらに増やしたい」と話す。

 県内の中山間地では、担い手不足から耕作面積や出荷量が減少するなど農業の衰退が懸念されている。

 ふくしネットは昨年夏、障害者が同市富士町の農家でホウレンソウの出荷作業をする農福連携を仲介。この取り組みが成功したことから、選果場を運営するJAさが富士町営農センターがふくしネットに相談を持ち掛け、4月からの就労が決まった。

 出荷作業ではホウレンソウの小さな葉と根を切り落とし、MとLサイズに仕分けして計量後に包装する。同市大和町松瀬の就労支援施設「Re Life(リライフ)」の2~3人と、同市三瀬村杠(ゆずりは)の観光牧場「どんぐり村」の5人が平日に訪れて作業をしている。

 障害者は賃金を得ながらコミュニケーションの機会を得られ、新たな職に就くための職業訓練の場にもなっている。リライフの三根真奈美理事長(41)は「一般就労に向けて技術を習得してほしい」。どんぐり村の職員田中利光さん(63)は「施設外の人と触れ合うことで社会性を養うことができる」と期待する。

 ふくしネットは農福連携を拡大したい考えだが課題もある。福祉施設から中山間地までは距離が遠いため、就労時間が短くなり、体調を崩した際は対応が難しい。藤戸さんは「農業と福祉のニーズを把握しながら連携の場を拡大できるような人材を育成したい」と語った。 

=2018/05/13付 西日本新聞朝刊=


若狭の古民家が美術館に 障害者の作品など展示、活動の発信拠点に

2018年05月14日 13時19分36秒 | 障害者の自立

 国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている若狭町の「熊川宿」に、江戸末期の古民家を改修した「熊川宿若狭美術館」がオープンした。障害者のアート作品の展示を中心に、児童や高齢者らの生涯学習の場としても活用。地域活性化に向けて、文化芸術活動の発信拠点を目指していくという。

 古民家は木造2階建て、延べ床面積は約240平方メートル。熊川宿の中心部にあり、江戸時代は荷物の中継問屋、明治時代には銀行、その後は酒店の倉庫に使われていたという。

 美術館の運営を担うのはNPO法人「若狭美&Bネット」。美術を通じた生涯学習の場の提供、障害者の制作活動支援などに取り組んでおり、熊川宿の駐在所跡に障害者の作品を展示する画廊を運営していた。

 同町などから古民家の活用を提案され、昨年10月からギャラリーや展示スペース、作業場を整備するなど改修を進めていた。大阪府内に住む所有者が建物を無償で提供。事業費は5610万円で、日本財団(東京)が4240万円を助成し、残りは県と同町の補助を受けた。

 館長を務める元県立美方高校長で同NPO理事長の長谷光城さん(74)は「今後も企画展を開催していきたい。障害者と子供、現代芸術作家の作品を同じように展示し、新しい共生社会を発信していきたい」と話した。

 同町などに住む障害を持つアーティストの作品を集めたオープニング企画展が7月30日まで開かれている。開館は金~月曜日と祝日。入場無料。問い合わせは同美術館(電)050・3565・5885。

2018.5.13   産経ニュース


必要な支援 ひと目で 南房総市、高齢者や障害者らへ「ポンダナ」を無償配布

2018年05月14日 13時02分23秒 | 障害者の自立

 南房総市は、災害時に自ら避難するのが困難な高齢者や障害者らが、どんな支援を求めているかをアピールできる布製防災用具をつくった。「耳が聞こえない」など、自分が必要な支援を書き込める90センチ四方の黄色い布を、ポンチョのように羽織ったり、バンダナのように頭や首などに巻いたりできることから、「ポンダナ」と名付けた。

 7月以降、市内の要支援者ら1820人に無償で配り、避難所29カ所でも20枚ずつ備蓄する。

 バンダナやスカーフで同様の防災用具をつくった浦安市や習志野市の取り組みを参考に、南房総市は、視覚障害者でも見やすいとされる黄色を選び、手足が不自由な人や大柄な体格の人が頭からかぶりやすいよう、中央部分に40センチの切れ目を入れるなど工夫をこらした。

 市の担当者は「住民からは災害時に支援を待つより、自らアピールする方が有効という意見も寄せられている。災害時の避難に役立ててほしい」と話している。 

布製防災用具「ポンダナ」

2018年5月13日  47NEWS