ゴエモンのつぶやき

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「道草」が完成 「障害者の自立」追う

2018年05月30日 11時10分19秒 | 障害者の自立

横浜で来月2日上映 殺傷事件の被害者家族登場

 重度の知的障害者が親元や施設を離れ、自立生活を送る日々を追ったドキュメンタリー映画「道草」が完成した。6月2日には横浜市中区で開かれる集会で上映される。相模原市の障害者施設殺傷事件で息子が重傷を負った尾野剛志さん(74)家族も登場する。宍戸大裕監督(36)は「彼らが伸びやかに生きる姿を見てほしい」と話している。 

 街中のアパート。起床して朝食をとり、外に出かける。大好きな電車が通る姿を眺め、公園に立ち寄ってブランコをこぐ。映像は介助者の手を借りながら1人暮らしをする障害者らの、何気ない日常が映し出されている。

 製作のきっかけは2016年4月。人工呼吸器を使って生きる人々の姿を描いた宍戸監督の作品「風は生きよという」の上映会で、早稲田大の岡部耕典教授(福祉社会学)から依頼を受けた。岡部教授の息子は知的障害と自閉症があるが、訪問介護で自立している。岡部教授は「息子のように、自立している障害者の姿も伝えてほしい」と頼んだ。

 入所施設に入ることが難しい重度の知的障害者と出会い、その行く末に疑問を持っていた。そんな中、入所施設やグループホーム、親元でもない場所での暮らしは、一筋の光に思えた。宍戸監督は岡部教授の息子ら、障害を持ちながら自立生活を送る3人の青年の日々、彼らに寄り添う介助者の姿にカメラを向けた。外出中にコンビニのガラスを割ってしまうなど、激しい行動障害を持つ青年もいる。二人三脚で葛藤しながら歩む日常を映像に収めた。

 撮影の途中、相模原の事件が起きた。あまりに凄惨(せいさん)で、映画の中で触れられないと思った。だが、昨年5月、相模原市の集会で尾野さん夫妻と出会い、考えが変わる。「入所者家族の思いを背負って代弁する尾野さんの姿を見て、このままではいけないと思った」と宍戸監督は言う。悩みながらも尾野さん家族の撮影を始め、会うたびに変わる息子の一矢さん(45)の表情や、地域に目を向け始める夫妻の姿を記録した。

 タイトルの「道草」には、そんな彼らと道草を食うように生きる日々のいとおしさが込められている。宍戸監督は「目的地に向かって真っすぐだけの人生ではなく、目的を持たず伸びやかに生きる彼らの姿をみてほしい」と語る。

 映画は6月2日に横浜市技能文化会館で開かれる、障害をもつ人のNPO「障害者インターナショナル(DPI)日本会議」の全国集会で上映される。年内には各地で上映も予定している。

毎日新聞        2018年5月29日


県内8年連続増 昨年度過去最高 法定雇用率アップで

2018年05月30日 11時01分31秒 | 障害者の自立

障害者就職

 山梨労働局のまとめた県内の2017年度のハローワークを通じた障害者の就職件数は前年度比13・2%増の669件で8年連続増加し、過去最高となった。同局によると、4月から民間企業の障害者の法定雇用率が引き上げられたことが要因とみられるという。

  同局職業対策課によると、17年度の新規の求職申込件数は1167件(前年度比2・7%増)。就職件数は669件で就職率は57・3%(同5・3ポイント増)となった。

 就職者の内訳を障害別でみると、精神障害者322件(同15・8%増)▽身体障害者175件(同13・6%増)▽知的障害者143件(同7・5%増)▽発達障害や高次脳機能障害など29件(同11・5%増)--だった。産業別では、医療・福祉分野が191件▽製造業117件▽卸売業、小売業89件--の順となった。

 業務別では「運搬・清掃・包装等の職業」が全体の3割にあたる201件で最も多く、「事務的作業」の134件▽「生産工程の職業」93件▽「サービスの職業」73件が続いた。身体障害者は「事務的作業」の割合が高く、知的障害者と精神障害者では「運搬・清掃・包装等の職業」の割合が高かった。

毎日新聞      2018年5月29日


障害者自立支援の「NPO山脈」 榛東の公園へ新事業所開設

2018年05月30日 10時53分41秒 | 障害者の自立

 障害者の自立支援に取り組む群馬県吉岡町のNPO法人山脈(やまなみ)(笹沢繁男理事長)は1日、榛東村のしんとうふるさと公園に、障害者福祉サービス事業所「麦のゆめ」をオープンする。吉岡町から製菓製パン設備を移転するとともに店舗を併設。障害者と健常者との交流促進や同公園の活性化を目指す。

 新事業所は、公園内の農産物直売所を改修して開設。事務所と厨房(ちゅうぼう)、包装作業室、商品を対面販売する店舗を設ける。「ふすま」を使った菓子パンや食パン、まんじゅうなどを製造するとともに、将来は同法人農業部門の野菜などを使ったメニューも手掛ける。

新事業所で試験的にパン作りに取り組む利用者ら
 
2018/05/29         上毛新聞ニュース

障害者ら強制不妊手術考える 富山で学習会

2018年05月30日 10時46分33秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(1948~96年)による強制不妊手術や優生思想について、障害者の立場から考える学習会が富山市内で25日に開かれた。強制不妊手術の対象外ながら、障害があることで子宮摘出を迫られたり、実際に摘出されたりした女性3人が自身の体験と考えを語った。障害者の自立を支援するNPO法人「文福(ぶんぷく)」(富山市五福)の主催。

 脳性まひのある福田文恵さん(57)=同市=は、養護学校に通っていた頃、看護師から「生理がない方が楽」と言われ、子宮摘出を勧められた。しかし、体への負担を懸念した医師が反対し、手術を免れた。福田さんは「邪魔だから取ればいいという考えは無いだろう」と訴えた。

 脳性まひを持ち、出産と育児を経験した四十物(あいもの)千鶴子さん(65)=同市=は、家族などから出産に反対された。「障害者は産んでも『いい子』が出来ないという優生思想が背景にあったと思う」と振り返った。

 ログイン前の続き最近になって国が強制不妊手術の実態把握に取り組むことになったが、参加者からは「なぜ今ごろ」という声が出た。四十物さんは「もっと前から訴えてきた人がいた。今になってこんなにマスコミが来るのは、正直遅い」と述べた。四十物さんの夫和雄さん(66)は「今まで、なぜ社会が問題にできなかったのか。みんなで考えないといけない」と話した。

 生まれて間もなく脳性まひとなり、子宮摘出手術を受けた中村薫さん(60)=同市=は、障害者に向けられる差別について指摘。車いすで生活する中村さんは冬にバスに乗る際、乗車に時間がかかってバスの中が寒くなるため、「車いすの人は乗らないでほしい」と言われた経験も紹介して、「差別の気持ちは誰にでもあり、なくならないと思う」と話した。そして、一人一人が自身に差別の気持ちがないかを問いかけることで「差別をなくす努力はしないといけない」と呼びかけた。

 学習会は、7月13日と11月10日にも実施する予定。問い合わせは文福(076・441・6106)。

写真・図版

自身の体験を語る(右から)四十物千鶴子さん、中村薫さん、福田文恵さん

2018年5月29日      朝日新聞


障害者に勇気を、初のビューティーコンテスト コートジボワール

2018年05月30日 10時36分09秒 | 障害者の自立

初のビューティーコンテスト コートジボワール

【アビジャンAFP=時事】コートジボワールの実質的首都アビジャンで24日、障害のある女性のビューティーコンテストが開催された。(写真は優勝したルコー・ジュテメさん)
 コートジボワールで初めて開催された障害者のためのビューティーコンテスト「ミス・ハンディキャップ2018」は、「障害のある人々に対する新たな視点と、新たな美の定義」を示す目的で実施された。参加者10人は全員障害のある女性だ。
 アフリカでは障害のある人々はあからさまな偏見に直面することも多く、参加者にとってこうしたイベントに出場することは勇気がいることだ。
 コンテストで優勝したルコー・ジュテメさんは、きらびやかなガウンを身に着け、顔を輝かせながら審査員にアピールした。ジュテメさんは「コンテストは、いつも自分の周りの世界にとどまって、人前に出る勇気がない私のような障害のある女の子みんなに勇気と力を与える」と述べた。
 「ハンディキャップがあると思うのは自分の思い込みで、物事に動じない勇気を持てばすべてうまくいく」とジュテメさんは付け加えた。ジュテメさんは25歳の学生で、子供の頃事故に遭い片腕を失った。
 人口2400万人のコートジボワールで、何らかの障害があると登録している人は約45万人だが、登録していない人もかなりの数に上るとみられる。

 

【翻訳編集AFPBBNews】〔AFP=時事〕(2018/05/29-12:20)