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最高のラヴレター ~遺稿詩集「歳月」に寄せて

2007年11月04日 00時32分30秒 | Weblog
この前 本屋さんで
詩集のコーナーを
何気なく見ていたら
懐かしい名前があった

「○○ 茨木のり子」
 詩集の背表紙にそう書いてあった

まだ見ていない装丁だなと
タイトルに目をやれば
「歳月」とある…

どんな本だろう?
時々読んでいる詩論
「思索の淵にて」のような本かなあと思って
開いたら 詩集であった

前書きや後書きに
出版のいきさつが書いてあった

本人の意向(遺志)で
逝去後 開くように と
一個の箱が 置いてあったという
その箱の中に 幾つかの作品が
整理されて入れてあったそうだ

ページを 開くごとに
先だって往った夫への惜別の情と
愛おしむ気持ちが 連綿と綴られていた

これは 最高のラヴレターだ
と 私は とっさに思った
 
近年 目にしたこともないような
見事な夫へのラヴレターである

こんなに思いやれる夫婦って
こんなに愛し合った夫婦って
そんなにはないだろう…

詩集「歳月」は 
この世で最高のラヴレターです
私は そう誰かに伝えたい…

PS 2007.11.3 草稿 茨木のり子さんは 2006年の2月に逝去されました 
 私は 今まで『自分の感受性くらい』(花神社)や『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書)『倚りかからず』(筑摩書房)『落ちこぼれ』(理論社)などを読んでいます
『ハングルへの旅』(朝日新聞社)『言葉が通じてこそ、友だちになれる』(筑摩書房) なども 読んでみたいですね
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