哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

裁判所へ行ってきました

2007-12-13 01:10:46 | 行ってきました
東京地方裁判所へ行ってきました。

もちろん裁判というものを見学にです。前々から裁判というものが公開されていて、HPやブログにもいろいろとでていて、本にもなっているというので、「なんでも見てやろう」「なんでも体験しよう」を目指しているものとしては行くっきゃない。ということで今年の締めくくりとして東京地裁まで行ってきました。

他人のプライバシー・(だれにでもある)のぞき見根性・マナーとしての見て見ぬふり(決して無関心ではない)・立ち入ってはいけない他人の領域・・・という自分が今まで持ち合わせている、生活の中から体得した常識の範囲を一歩抜け出す行動かなと、ちょっと抵抗感があるのですが、国民の知る権利としてのひらかれた裁判制度、人としての権利が保たれているかを第三者が監視、確認できる制度として、裁判とはどんなもんだろうと決意した次第です。

地下鉄の霞ヶ関A1出口を出て人の流れについてゆくと、すぐそこに「裁判所」がありました。東京高裁・地裁・簡易・知的と最高裁以外が1つの建物の中にすべてがあるすごい建物。あぁよくニュースにもでてくる場所だとシュプレヒコールとかビラ配りとか騒然としている中を正面玄関から入ると、空港と同じ手荷物検査とゲートがあり無事通過。とうとう入ってしまった。ロビーに入るとけっこう人がいます。右へ行ったり、左へ行ったり。まずカウンターに行って、「開廷予定表」を開きチェック。1日の間に結構法廷あるんですね。分きざみで短いのは10分から長いと4時間くらいのまであり、それぞれ「新件」「審理」「判決」と記載されています。身内関係者でもないので、どう選んだらよいかわかりません。

いくつかメモをとり、まず「判決」のある法廷へ向かいます。エレベーターである階に降りるとそこは「静寂の世界」です。ただエレベーターの「ドアが閉まります」のアナウンスと足音靴音だけが響くだけです。まずチェックした法廷番号の部屋を下見します。なんと1フロアーに30の法廷があるのにビックリ!!おそるおそるドアを開けると書記をしている女性と検察側?の男性がみえて、ピーンと張り詰めた室内。おもわず「ダメだ」でてしまいました。(午前中終了)

午後リベンジです。

傍聴マニアっぽい人もちらほら、こんどは勇気をだしてふたたび向かいました。

しかし、やっぱり「ダメだ!!」
ほんとドアを開けるときは勇気いるんだよね。
根っからの「小心者」です。「なんでも見てやろう体験しよう」精神は今回だけはカンベンしてください。(いつかは必ず行きますから。その頃は「陪審員制度」ができているかな?)

やはり、いくら傍聴が許されているとはいえ、第三者の自分がちょっとした「興味本位」でみるのは抵抗感がありました。(いままでそんな体験ないもの)映画・ドラマの法廷シーンとはちがって傍聴人ももしかしたら一人もいないような法廷なのかもしれません。身内・関係者なら法廷を傍聴する意義・目的・責任というものがあるかもしれませんが、ちょっと考えが甘かったです。出直しします。

かえりは、法務省旧本館・警視庁・桜田門から二重橋へと東京見物して帰宅しました。  おわり。

コメント
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