哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

字を書くということ

2007-12-22 00:13:35 | ちょっと気になる
最近「文字」を書いていますか。

前の「年賀状」の続きで・・・。
仕事柄、不特定の人の「字」を見る機会が多いのですが、いろいろな字があって、興味深くおもしろいです。ボールペンでも筆のように流れるような字、ゴシック体のような変に角ばっている字、うまいのか下手なのかわかりませんが妙にくずした字・・・等など老若男女さまざまです。ところが特に最近多くなっているのが「いい大人が小学生みたいな字」を書く人・「へなへなにょろにょろ弱々しい字」を書く人(気合入れろ!!と叫びたくなってしまう。)・・・ほんと多いんだよね。

ひとそれぞれ・字もそれぞれです。百人いれば、百通りのくせ字があるのもわかります。自分も決して「上手」な字を書くわけではないが、ひとさまに読んでもらうには苦労しないよう気をつけて書いているつもりです。ですから、初対面の人にあった時どうしてもその人の「書く字」を気にしてしまうんです。オモテの顔はりっぱでも、書く字をみて「ははぁ~ん」となるのもしばしばです。その逆もあります。ほんとこの人はどんな育ちをしたんだとおもえるくらい達筆な字の人もいます。そのぐらい「名は体を表わす」ではなく「字は体を表わす」のではないかと感じるのです。

1つの理由が、パソコン(昔はワープロ)の普及で文字を「書く」ということがなくなってきたことだと思います。(ケイタイのメールもそうです)特に最近は小学生ぐらいから始まりますので、それがそのまま大人になれば「いい大人なのに小学生みたいな字」になります。人と人の情報の伝達が「声」「文字」ではなく「文字データ」という形でおこなわれるようになり、漢字ひらがなカタカナと3つの書体をもつ誇れる日本人として様式の1つのカタチがくずれてきているように思えるのです。

社会人になると冠婚葬祭・公の場所での手続きなど「字」を書く機会が増えてきます。だからせめてひとさまが読んでも苦にならない程度に「読みやすい字」をかくよう心がけたほうが良いのではないかと思うのですが・・・。(だって結婚式や葬式の時、字で恥かいちゃいますよ。)と、まあえらそうなことを書いてしまった・・・じゃない、パソコンに字を打ち込んでしまった。でした。

たまには「字」を書くというのもいいんじゃないですか。
コメント
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