京王線調布のとなりの西調布駅に初めて降ります。
「にし・ちょうふ」なんて駅名なんで、あとから付けたような“なんてこと”ない所かなぁ…と思っていたら
近くを旧甲州街道が走っていて、古くからの商家や家屋らしいもんが点在していて、駅にちかい上石原は新選組・近藤勇の生家があったり、FC東京の会社があったり・・・
「西・調布」なんて安易な名前とはいえ、駅周辺はむかしから栄えていたようで・・・駅から旧甲州街道をしばらく歩いていくと銀色の煙突が見えてきて、
宮造りの外観建物の由緒ありそうな「調布・鶴の湯」に到着、さっそく訪湯します。
創業時期があいまいですが、入館して脱衣所に入ると「築60年大事に使ってください」の注意書きがあったんで、その位の歴史ある銭湯のようです。
さっそく浴室へはいると定番の浴室画はないのですが、なにか歴史を感じさせる幾何学模様のようなオブジェが壁に張り付いていて、
昔ながらの高天井で解放感もあり町の公衆浴場の雰囲気が漂っています。
浴槽はめずらしい回転水流の出ている円形浴槽とバイブラでんき風呂、仕切られた部屋にある人工ラドン温泉、ラドンスチームサウナ、水風呂の構成です。
井戸水・薪わかしのカラダ当たりの良いやわらかで、とてもあたたまる泉質。湯温も42度前後で(体感)長湯もたのしめて、しばし“まったり”としてしまいます。
人工ラドン温泉は建物内に「ラドン発生器」なるものがあって、仕切られた部屋に囲まれラドン湯質とともに湯気からのラドンミスト効果もえれれるような工夫されたものです。
ラドンミストサウナも湿式ミストで湯気で満たされており、ぐっしょりとカラダを包んでくれます。
まだ開場して早い時間でしたが、けっこうひっきりなしに利用客の姿があり、みなさん常連客のようでさりげない会話があちこち飛び交っています。
ざわざわとして街の社交場のような活気があり、とてもほんわかした雰囲気が漂います。
西調布・上石原、古くからの家並みが点在する中、ポツンと存在感のある銭湯、調布・鶴の湯、その雰囲気とともにいいお湯でした。
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