観・環・感

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万代橋3(公共工事考)

2005年04月02日 | 日記
インターネットで検索していると、以下のとおり万代橋(仮称)を架ける路線の進捗状況の概要が見つかった。

● 住吉万代園瀬橋線(内環状<万代橋>)  平成16年度当初(用地取得状況は3月末)まとめ
1 事業概要

 (1)事 業 名     公共街路事業、緊急地方道路整備事業、県単街路事業
 (2)施工箇所     徳島市福島1丁目~昭和町4丁目
 (3)着手年度     平成12年度 (H12.11.6事業認可)
 (4)全体延長     L=1,040m(取合い3路線含めると 1,670m) 
 (5)幅   員    W=25.0m(基本幅員)
 (6)用地取得状況
    全体関係者 約140人    家屋110棟  全体面積   約25,500m2
    契約済み     20人       18棟           4,505㎡
     進捗率    (14%)     (16%)              (18%)

2 事業経過  
  H12.  5月      都市計画変更手続き完了
  H12. 11月      県施行区間(元町沖洲線~旧55号 約1.0km)の事業認可
  H12. 12月      福島、万代、昭和町各地区で計4回の事業説明会
  H13.  1月~      現地測量を実施
  H13.  8月      事業説明会(用地測量実施依頼)  
  H13.  9月      用地測量(境界立会)
  H14度 ~      用地買収中 

この内容は、ちょうど1年前の状況だが、昨今の予算がつきにくい状況からすると、その後もそれほど進捗してないと思われる。工事を中止するタイミングとしては悪くない。
出来るだけ早く中止して、適当な場所で幹線道路にすりつければ無駄も最小限に抑えられるだろう。
多くの住民が満足するような公共工事であれば、実施することに反対する人はあまりいないと思う。しかし、プラス面より環境や景観を損なうマイナス面の方が大きい事業は、建設事業関係者以外に望む人は少ないだろう。
税金が原資である予算の無駄遣いをなくす必要がある。現在、国や自治体が多額の借金を抱え、将来世代がそのつけの支払いを負うという図式だ。しかし、環境も経済も悪くなっているにもかかわらず、無駄な公共事業のつけを払わされる将来世代は面白くないだろう。
特に、万代橋については、建設理由としている渋滞対策にしても、将来急激な人口減が想定されている徳島県においては、車の台数も相当数の減少が想定されているし、以前に比べば渋滞状況もかなり緩和されている。
今が万代橋の建設を中止するチャンスである。