観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

四十八茶百鼠

2011年02月08日 | 日記
クロジ(黒鵐)という名前はこの雄の色から来ているが、実際は黒でなくねずみ色である。今の子どもたちはあんまり
家の周りでネズミなんか見ないだろうが、私が小さい頃はよく見てた。だからドブネズミとクマネズミの違いも知っていた。
クレヨンで絵を描くとき舗装道路はネズミ色を使っていた。(何しろ田舎なもので舗装されている道は少なかった。)
ところでこのねずみ色だが、四十八茶百鼠という言葉に表されているようにねずみ色と一口に言っても100種類?
もあったらしい。
実際は48、100という数字は語呂がいいいいのと、数の多いことのたとえだろうが、実際それくらいあったとも
言われている。
なぜそんなに多いのかというと、江戸の奢侈禁止令で当時着物に使う色は、茶色、ねずみ色や黒色といった地味な色しか使う
ことが許されていなかったためだ。ここで茶色のほうが少ないのは、茶色は赤・黄・青の3色を混ぜて作るが、ねずみ色は黒
と白の度合いだからいくらでもできるからということだろうか。


クロジ雄


クロジ雌