観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

白いコゲラ

2013年02月20日 | 野鳥
三度目の正直で白いコゲラを見ることができた。(しかし、暗く遠かった。写真は相当トリミングしている。)
この白いコゲラ、白化個体(アルビノ)かと思っていたら、香川県から来られたベテランさんが瞳孔の色が黒ければ、
白変個体だと教えてくれた。
白化は、メラニン色素に関する遺伝子情報の欠如により、メラニン色素が欠乏する白化現象である。体毛や皮膚ばかり
でなく、瞳孔も毛細血管が透けて見えるために赤色となって視覚障害を伴う。また、白い体は目立つ上に視力も弱けれ
敵に襲われやすいので、生存は厳しい。この個体は、撮影現場の近所に住んでる野鳥に詳しい人の話だと1年前からいたようだ。
白化個体に似ている白変個体を検索してみると、“氷河期と間氷期を繰り返してきた地球で生き抜いてきた現存の生物に
とって、氷河期には保護色となる白変の遺伝子は、生物が生き抜くための有利な資質であったと考えられる。このため、
現在も生物が白変する遺伝情報は基本的な遺伝子として、生物に脈々と受け継がれているらしい。”とあった。


後ろ姿だが、鳴き声と後頭部の2本の赤い筋でコゲラのオスであることが分かる。


木をつつく一瞬前


木につついた瞬間


さようなら