川柳・ボートっていいね!北海道散歩

川柳・政治・時事・エッセイ

現代川柳『泥』終刊号によせて

2008年01月22日 | 川柳
続き・・・。

◎全道・全国「泥」誌の支持者から、270句が記載された、「葦のささやき」のページ  は、個性豊かな、人間賛歌の句が並んでおります。

              抜粋させていただきます

         泥にまみれて 光るもの 三つ  靖 政
 
        ・テイ子・容子・さとし各氏をたたえる句です。

         天使じゃない煩悩の固形です   花王子

        ・人間は、天使じゃない煩悩の固まりですよ。

         笑うこと泣くこと人間で良かったな  百合子

        ・そのままです。

        こどもらに地球ひとつ残さねば    忠兵衛

        ・大御所の残したい遺産です。

     おーいお茶 いやばあさんは死んだのだ   素 床

        ・この句の余韻がなんともリアルです。

        しあわせが崩れた夜も葱きざむ    一 車

   ・札幌「どん底」主宰 2007年五呂八大会(詩性川柳のルーツ)
               総合一位。

        あおい月またひとつ吐き獣たり    美 茶

      ・旭川原流社の「宿題」「課題」席題」の王者。

        地下街を抜け出ていこう天の川    羊 孤
   
      ・全国川柳誌「川柳マガジン」北海道の女王です。

        炎天に自爆したかな花いろいろ    森中恵美子

      ・日本女流作家の代表(故時実新子と袂をわけあっておりました)

        舐めてみる出雲大社の塩加減     石部 明

      ・マーノ主宰。現代川柳の提言者のおひとりです。

        生き抜けと仏の掌からまたこぼれ   大 雄

      ・北海道・日本を代表する「川柳論者」著書多数あり。

        死ぬときは石のオブジェを抱くだろう 森田栄一

      ・今は天上人になられました。(道内ファンは多い)
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