◎現代詩への肉迫より・・・原子 修
ポエジーは不滅であり、万能であり、時空の制約をはねのけ、ジャンルの壁を突き破り、形態のちがいを超越する。
たった今この世に誕生したばかりの初発の言葉あれば、自由詩と川柳の表現あれば、定型詩と非定型詩の区別は霧散する。
言葉であって、言葉ではなく、音数律であって音数律ではなく、生であって生ではなく、死であって死ではないものへの、烈しい渇きと到達と離反こそが、詩というものなのか。
◎狼煙はどこまで届くか・・・かなまる よしあき
川柳界一般の、月並み亜流がまたしてもはびこっているというのが、常々私の印象でこれを容易に拭いとれない。
表現者が全能でない以上、常時切っ先にかぶさっているのだから、うかうか耳障りの良い俗性世論にひっかっかると、なし崩しの情緒に解消してしまう例に事欠かないだろう。
◎花は咲いたか・・・青葉テイ子
川柳人よ
企業川柳を軽んじてはならぬ
平明な川柳に甘んじてはならぬ
そして、現代川柳を揶揄してはならぬ
全宇宙の中での川柳、残り得る川柳は、総ての拘りを捨て共存しか外にない。
◎私泥摸泥(しどろもどろ)佐藤容子
北海道のゴツゴツとした硬さを誇りたい。北海道という土地が、日本の歴史の中では例を見ないかたちで、作り拓かれたものだから。そして無限の怖ろしい力が、自然の美しさを極めていることを知っているから。
◎翔ぶ勇気・・・池さとし
・文学は溌剌とした精神の若さにこそ存在するということを、明確に意識するべきであ る。常に前へ前へと進む気概・姿勢なくして今日の川柳を語ることはできない。
枠の外へ飛び出してみる勇気も、これからの川柳界には、一層必要となってくるような気がしてならない。
・川柳としての「かたち」「味わい」「リズム」「バランス」「風刺」「韻」などが、ひとつの概念として川柳に携る人たちにインプットされている。
「現在を生き抜く川柳」が大切。
ポエジーは不滅であり、万能であり、時空の制約をはねのけ、ジャンルの壁を突き破り、形態のちがいを超越する。
たった今この世に誕生したばかりの初発の言葉あれば、自由詩と川柳の表現あれば、定型詩と非定型詩の区別は霧散する。
言葉であって、言葉ではなく、音数律であって音数律ではなく、生であって生ではなく、死であって死ではないものへの、烈しい渇きと到達と離反こそが、詩というものなのか。
◎狼煙はどこまで届くか・・・かなまる よしあき
川柳界一般の、月並み亜流がまたしてもはびこっているというのが、常々私の印象でこれを容易に拭いとれない。
表現者が全能でない以上、常時切っ先にかぶさっているのだから、うかうか耳障りの良い俗性世論にひっかっかると、なし崩しの情緒に解消してしまう例に事欠かないだろう。
◎花は咲いたか・・・青葉テイ子
川柳人よ
企業川柳を軽んじてはならぬ
平明な川柳に甘んじてはならぬ
そして、現代川柳を揶揄してはならぬ
全宇宙の中での川柳、残り得る川柳は、総ての拘りを捨て共存しか外にない。
◎私泥摸泥(しどろもどろ)佐藤容子
北海道のゴツゴツとした硬さを誇りたい。北海道という土地が、日本の歴史の中では例を見ないかたちで、作り拓かれたものだから。そして無限の怖ろしい力が、自然の美しさを極めていることを知っているから。
◎翔ぶ勇気・・・池さとし
・文学は溌剌とした精神の若さにこそ存在するということを、明確に意識するべきであ る。常に前へ前へと進む気概・姿勢なくして今日の川柳を語ることはできない。
枠の外へ飛び出してみる勇気も、これからの川柳界には、一層必要となってくるような気がしてならない。
・川柳としての「かたち」「味わい」「リズム」「バランス」「風刺」「韻」などが、ひとつの概念として川柳に携る人たちにインプットされている。
「現在を生き抜く川柳」が大切。