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海ゆかば散った桜に手を振ろう! E

2008年01月27日 | 川柳
 戦後63年の今、世界の経済活動はスタグフレーション(経済活動が停滞しているにも関わらず、インフレが進む現象)に突入しているという。

 以前の、オイルショックのような現象だという。それが、もっと深刻になると恐慌・大恐慌という順番なのだそうです。

   最悪のことも想定しておかなければいけないな、と思う今日この頃。

 それにしても、戦争という「人間の超最悪で悲惨な状況を体験しないだけいいじゃない。」と、心底思う。

 63年間も戦争を経験しない国は、世界でNIPPONだけなのだから、喜ばしいことです。

 それでも、アメリカと裏で手を組んで「戦争特需」で成長してきたこの日本。

 でも、これからの政治の舵取りは、信じられないくらい難しいだろうと思います。ロシア・中国・韓国・北朝鮮・アメリカ・ヨーロッパ・に八方美人的な関わりしか出来ない政治・経済の流れになるのでしょうと感じます。(日本に資金の求心力と、魅力がなくなっているからです)

 こんなときは、故元大平首相のように「ああああ・・・うううう・・・んんん。」とやっていれば、各国が「????????」となって、手も足も出しようがなく、ただ世界の非難・批判の矢面になるだけです。これは、自国防衛の戦略になりますね!(笑えないなー)

 京都がなぜはっきり自己主張できない「物言い」をするのかを以前、聞いたことがあります。それは、近江(滋賀県)から、水を供給してもらうのに、ライフラインを止められると大変なので・・「そうどすなーあ・・」。堺(大阪)から、物資が供給されなくなると困るので「いいおすなーあ・・」のどっちつかずで、わが身を守る「言語」になったというのです。

 京都には、民衆が酒盛りをして、手拍子で唄う唄がないという。それは、いつも「戦」があって、民衆はその動向に固唾を飲んで生活していたからだというのです。

 「あいまいな国で、自国を守ってきた手腕に又、逆戻りするのですかねー」

 故元橋本総理のように、ブラックマンデー後、アメリカへ行って世界に向けて「日本の国債も引き下げることも考えたけれど・・」とスピーチした時はすっきりしましたね。
 アメリカに対して、言うべきは言わないとだーめよ!議論しなくては。

「日本はアジアの田舎になる」という本を昔読みましたが、その通りになって来ました。

 今一度、次世代に63年前の敗戦の事実を伝え,戦争で戦って死んだ数より、「餓死」した兵隊さんの数が三倍多かったなどということも、伝えることは大切なことなのだと思います。(生きることと、死ぬことは表裏一体で、餓死するとは、自分の人生の経済活動の最悪のシナリオであること。そのためには、転ばぬ先の杖を内観できる思考の意識づけをしなければ、暖簾に腕押し、糠に杭です。)

 今、日本は戦争が無くても「いつも経済戦争の渦中にいます。」そんなことも、伝えなければいけないなーと、思うことしきり。

 そして、今の若者が、[戦争で犠牲になった方々に手を振って報いる生き方]が出来たなら、彼らは自らの意思で「しっかり者」に育つのでしょう。

(私たちは時代という荷物を背負う責任者です。次世代に贈る魂のエールが大切なのだと 感じています。)

 課題 仲間 一本杉選  海ゆかば散った桜に手を振ろう (久々に特選でした。)


   「五感」と「意識」を、どう鍛えるかが、人間の「課題」だそうです。

     「シンプル イズ ベスト」また流行りそうな気がします。

 



コメント
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