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戦後75年の記憶、ポツダム宣言

2020-08-05 12:00:00 | 学問

もう直ぐ、75回目の、終戦の日がやって来る。
70年の区切りとして、5年前に、幼かった、昭和の戦争の語り部の記憶を、まとめてシリーズでアップ
した。
忘れてはならない、あの忌まわしい記憶を、後世に伝えるべく、またここで、アップして置きたい。

昭和の戦争の語り部の一人としての使命だと思っている。

 

太平洋戦争も、日本の圧倒的な不利なまま、いよいよ、末期を迎えていた。

日独伊三国同盟を結んで、連合国側と戦っていた、枢軸国側は、既に、イタリア、ドイツが降伏し、

唯一、日本だけが抵抗していた。

米英は、これに手を焼いて、ヤルタ島においてソ連のスターリンを招き、三者会談を開いて、南樺太の

ソ連占領、朝鮮半島の分割統治を餌に、ソ連の、対日参戦を承諾させた。

ヤルタ協定である。

米英は、ドイツのポツダムにおいて、会合を開き、日本を早急に降伏させるための宣言、ポツダム宣言を

発し、後に、蔣介石、スターリンも、これを承諾した。

この内容は、下の通りである。

 

 6年 学研教育情報資料センター

無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken B026113100
社会
学習相談 小/社会/6年/日本の歴史/
昭和時代/理解シート
ポツダム宣言は、どんな内容だった。

(プライベートブログにつき、了解を得てはおりません。)

 

1945年7月17日からドイツのポツダムで、アメリカ・イギリス・ソ連の
首脳会談(ポツダム会談)が開かれました。その最中の7月26日に、アメリカ・イ
ギリス・中国の三国共同宣言の形で、ポツダム宣言が発表されました。これはアメ
リカが、用意していた宣言を、イギリスのチャーチル首相と、中国の国民政府主席
の蒋介石 (電信で連らくした)の同意を得て、発表したものです。

●ポツダム宣言の内容
 この宣言は、日本が戦争を終わらせるには、受け入れなければならない条件を示
したもので、内容は次の通りです。

①日本国民をだまして、戦争に引きずりこんだ
者の権力 ・勢力を、永久に取り
除くこと。

②平和・安全・正義の新しい
秩序(社会が乱れないための規律)ができるまで、連合国が占領 すること。

③日本の主権が及ぶ範囲(領土)を、本州・北海道・九州・四国と、連合国が決める小島に限定すること。

④軍の武器を完全に取りあげること。

⑤戦争犯罪を犯した者を罰っし
言論・宗教・思想の自由と
基本的人権を尊重 すること。

⑥被害をあたえた国への
賠償 を行い、軍事産業を禁止すること。

⑦民主的・平和的な政府ができたら、占
領軍は引き上げること。

⑧無条件降伏を宣言すること。

⑨この宣言を受け入れない
場合は、速くて完全な
破滅があること..

 

宣言の主旨は、

1、戦争の責任の根源は、軍部の独善にあり、その責任の大小に応じて、厳しく罰する。

2、日本国民、天皇の責任は問わない。

3、日本には、今後戦争を、放棄させる。

4、天皇の主権を廃し、主権在民とする。

5、大日本帝国憲法を破棄して、日本国憲法を新しく制定する。

   その根幹は、言論の自由、信教の自由等々を認める、にある。

 

この宣言を受けて、軍部内には、いろいろな意見があったが、政府の鈴木貫太郎首相は、

談話で、この宣言は、黙殺すると発表した。

連合国側は、即座に、⑨に基づいて、原爆投下の行使に踏み切った。

日本は、天皇の意思で、無条件降伏に踏み切った。

昭和20年8月15日の玉音放送である。

 

鈴木貫太郎は、後に、黙殺とは、静観するとの意味であったと言い訳をしている。