もう直ぐ、75回目の、終戦の日がやって来る。
70年の区切りとして、5年前に、幼かった、昭和の戦争の語り部の記憶を、まとめてシリーズでアップ
した。
忘れてはならない、あの忌まわしい記憶を、後世に伝えるべく、またここで、アップして置きたい。
昭和の戦争の語り部の一人としての使命だと思っている。
終戦になり、戦前、戦中教育は終わりを告げた。
このことは、過去ログ松本開智学校でもとりあげた。↓
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=d939cd0f1dc9ff23424ba916c1514266&p=1&disp=50
mcnjが2年の時、敗戦となった。
進駐軍が進駐して来ると、日本政府の教育方針の間違いが指摘され、教科書が訂正された。
訂正と言っても、書き直したり、再発行されたわけではない。
今まで使っていた教科書の、都合の悪い所だけ消して使えと言うのであった。
昨日まで、教師が、ここは大切なところだから、良く、覚えよ、と言って教えていた所を、ここは、間違いである。
消せ、と言うのである。
授業中に、硯で墨をすらせて、教師が消す箇所を読み上げ、生徒が筆で、その通り消すのである。
mcnjは、四男坊であったから、教科書は、上から払い下げて、順番に使わせられていた。
自分の使っていた教科書は、自分で消して使ったが、何年か後では、もう、修正された教科書がつかわれるようになった。